多くの起業家にとってもっとも大変なことのひとつは、
収益化するためのキラーアイデアを見つけることだ。
だが幸運なことに、あなたはそれをする必要がない、
といわれたらどうだろう?
だれかが構築に時間をかけた、証明済みのビジネスモデルを買えばよい。
これがフランチャイズだ。
製品ラインを作ったり、価格を設定したり、
一貫性を維持するために必要な基準を定める必要がない。
あなたに必要なのは、十分な資金だけだ。
部屋はありますか?
例外的に大きな資金がある場合、すぐに収益化できるのは旅宿の運営だ。
ホテルはフランチャイズ部門だが、フランチャイズレストランや
ドライクリーニング業者よりもはるかに大きな初期費用が必要だ。
コンフォートイン、クオリティーイン、エコノロッジや
ロードウェイインなどを展開するチョイスホテルズのような非ラグジュアリーブランドですら、
潜在的なフランチャイジーからの十分な流動性と純資産を必要とする。
上記のフランチャイズのいずれかを申請するだけで
払い戻しができない2,500ドル(約27万8,000円)の費用がかかる。
(冷やかし客の確実な排除)
総投資額は1,550万ドル(約17億2,600万円)にもおよぶ可能性がある。
ほとんどのフランチャイズオペレーションとは異なり、
顧客はすぐに施設を出ることはない。
彼らに一晩中とはいわずそれ以上滞在してほしければ、
標準的なコンビニのフランチャイズオーナーが顧客に対するよりも
はるかに勤勉でなければならない。
これのトレードオフは、ホテル経営は利益を上げるために
はるかに少ない顧客しか必要としないことだ。
フード・フォー・ソウル
あなたのグローバル自営業の夢が、チョコソースで溢れるスタンリーカップに関係するなら、
Golden Corralフランチャイズが最善の策だ。
全国的なビュッフェチェーンはフランチャイズを提供していない。
資格を得るには、純資産250万ドル(約2億7,800万円)で、
なおかつ流動資産50万ドル(約5500万円)が必要だ。
Golden Corralの扉を開くには、2億4,000万円〜7億3,000万円が必要で、
平均顧客単価は9.50ドル(1057円)だ。
Golden Corralより普及した競合はデニーズで、
世界中で2,100以上のレストランを運営している。
デニーズは比較的少ない4万ドル(約440万円)の手数料が必要ですが、
潜在的なフランチャイジーが少なくとも50万ドル(約5500万円)の流動資産と
100万ドル(約1億1100万円)の総資産を保有していることを求めている。
あなたが幸運にもデニーズの基準をすべて満たすなら、
初期投資額は1億円〜2億6,900万円を見込める。
レストラン、ガソリンスタンド、小売店、などなど、どれを買うべきか決めれないなら、
上記のすべてをひとつ屋根の下で所有できるコンビニエンスストアのフランチャイズもよい。
サークルKは見込みのフランチャイジーに対して流動資産10万ドル(約1113万円)、
純資産50万ドル(約5560万円)を要求し、業界リーダーであるARCO/ampmや
セブンイレブンとの競争力を保っている。
フランチャイズを所有することは、
ただ単に強力なブランドネームに加盟し、確立されたビジネスモデルにお金を投じれば
収入が得られます、というわけではないことは重要だ。
おなじみのチェーンレストランやホテル、小さなジムですら、
成功したければ多大な労力が求められる。
フランチャイジーによっては、フランチャイザーと
極端に不利な契約を結んでいるので注意が必要だ。
数字を算出してみて初めて、独立したり
誰か他の人のために働いたほうがよかったと気付くのだ。
多額のフランチャイズ手数料は、起業家の真の目的を失わせると考える向きもある。
結局のところ、チョイスホテルを買えるだけの余裕がすでにあるなら、
その人は働く必要がないほど裕福である可能性が高い。
しかしそうでない人にとっては、確立された成功モデルを購入する機会というのは、
まさに安全で収益性の高い投資という定義にピッタリだ。
あなたが後者であれば、
古い格言「お金を稼ぐためにはお金がかかる」をご存知だろう。