Think Trade, Think Life.

トレードに真剣に向き合い、スキルとして確立するためにはどうしたらいいのか?を読者の皆さんと一緒に考えていくブログです。 ぼくのトレードひとり反省会もやってます。

優れた投資家は優れたビジネスマンであり、優れたビジネスマンは優れた投資家である。

カテゴリ: お金の教養

世界でもっとも裕福な人から学べる最高の教訓




人生を設計することにおいて、何度でも立ち返りたいアイデアのひとつはこれだ。


成功したいなら、成功している人がしていることを学び、
自分の行動も一致させることがもっとも早い方法である。


シンプルじゃないだろうか。

なぜ分かりきったことを一から作り直したりするのか?

あなたが生きたいと思う類いの人生をすでに生きている人がたくさんいる。

彼らを見習えばいいじゃないか。

だからこそぼくはウォーレン・バフェットによるこの偉大な教訓が大好きだ。

バフェットのことをよく知らない人もいるかもしれない。

彼は86歳で、バークシャーハサウェイのCEOであり、純資産が約895億ドル(約9兆円)の男だ。

これはタイプミスではない。

バフェットはありふれたお金持ちではない。

彼は世界でもっとも裕福な人のひとりだ!

だから明らかに、たくさんの人が彼から学ぶことができる。


教訓を学ぶにあたりこの質問から始めよう。


もし残りの人生で1台だけしか車を選べないとしたら、
あなたはどんな車を選ぶだろうか?



ウォーレンの偉大な言葉を紹介しよう。



私が16歳のときは、2つのことしか頭になかった。

女の子とクルマだ。

私は女の子はあまり得意ではなかった。

だからクルマに想いを馳せた。

女の子のことも考えはしたが、クルマの方が縁があった。

私が16歳になったとき、ジニーという子が現れたとしよう。

彼女は「ウォーレン、私はあなたの好きなクルマをプレゼントするわ。
大きなリボンをつけて、明日の朝にはここにあるようにする。
新車よ。それがあなたのものになるの。」

ジニーの話をすべて聞き、私は「何か裏があるんでしょ?」と言った。

彼女は「ええ、ひとつだけあるわ。
これがあなたの人生で手に入れられる最後のクルマになる。
だからそのクルマで生涯過ごすことになるわ。」と。

もしこのことが起こったとしたら、私はクルマを選んでいただろう。

だが、生涯同じクルマだと知って私がどうするか、あなたは想像できるだろうか?

まずは説明書を5回は読むだろう。

そしていつもガレージにしまっておく。

ちょっとしたくぼみや傷があったら、錆びないようにしたいので
すぐに修理してもらう。

私はクルマを赤ん坊のように大切に扱うだろう。

なぜならそれを生涯維持しなければならないからだ。

これこそ、あなたが心とカラダについて取らなければならない姿勢だ。

あなたにはたったひとつの心とカラダしかない。

そしてそれは生涯同じだ。

今は、何年も乗りまわすことは簡単だろう。

しかし、あなたが心とカラダの面倒をみなければ、
40年後にはクルマと同じようにスクラップになるだろう。

今日、まさに今、あなたのしていることが
10年、20年、30年後に心と体がどのように動作するかを決定づけるのだ。

ーウォーレン・バフェット




バフェットの言葉を読んだところで、あなたに少しのあいだ考えてほしい。


あなたが生きることのできる人生はひとつしかないことを
本当にわかって日々を過ごしているだろうか?



残りの人生であなたの心やカラダをサポートするような目標を立てたり、
行動を起こしたりしているだろうか?

あなたの人生で本当に大切なことに、
もっと時間を費やすことができるようにシステムを整備しているだろうか?

それともただ無作為に時間が過ぎることを許してしまっているだろうか?

無意識のうちに何の目的も果たさない選択をしてしまっているだろうか?


あなたの心を直視しよう。自分自身に正直になろう。


人生にうんざりしているだろうか?

人生の大切な部分を否定しているだろうか?

あなたのマインド、健康、人間関係、余暇...

成功することだけが唯一大切なことだろうか?

成功することが必ずしも大金を稼ぐということを意味するわけではない。

お金があっても健康でなかったら無意味だ。

お金があっても良い人間関係がなければ孤独だ。

あなたにとって本当に大切なことが何か、忘れないようにしよう。

あなたが地球上に存在できるのは短い時間だということを忘れないようにしよう。

だからこそ、自分自身をしっかりと気にかけて面倒をみよう。

ぼくたちは全体主義的な存在だ。

ぼくたちのあらゆる部分が共に調和している。

あなたがこれを実感することが早ければ早いほど、より成功できる。


たとえ今、大変な目にあっているとしても、それはあなただけではない。

ぼくは長いあいだ、人生のもっとも大切な部分を共存させることができなかった。

ビジネスはうまくいっていたが、健康と人間関係はめちゃくちゃ。

健康と人間関係がよくなったかと思えば、ビジネスは苦境で自分の時間などない。

あなたにもあるだろうか?


そこでぼくはウォーレン・バフェットの言葉に立ち返り続けた。




これが後にも先にもあなたが手に入れることができる最後のクルマ(人生)だ。

今日、まさに今、あなたのしていることが

10年、20年、30年後に心と体がどのように動作するかを決定づけるのだ。




だからぼくはたくさんの内なる仕事、自分を掘り起こすことを行った。

本当に大切なことを見つけるために、とても強力な質問をたくさんしていたので
自分の「クルマ」が一生涯現役になるように優先順位をつけることができた。


ぼくは自分自身に簡単かつ強力な質問をした。

・本当に求めているものはなにか?

・なぜそれを持っていないのか?

・自分でほしいと言ったそれを手に入れたら、どんな気分だろうか?

・自分でほしいと言ったそれを、どのようにして達成することができるか?


お金、ビジネス、健康、人間関係など、人生のすべてのカテゴリーでまったく同じ質問をしつづけた。

これらの質問はなんの変哲もなく普通に見えるかもしれない。

だがぜひあなたにこれらと同じ質問をして、
実際に人生のさまざまなカテゴリーにおいて
反映されるようにしっかりと時間をかけてみてほしい。

本当にあなたにとって大切なもの、
つまり残りの人生であなたの心とカラダをサポートするものを発見したとき、
あなたにとっての究極の人生を送る道がはるかに明確になる。

そして、明快さの裏には力がある!

明快さは力につながる。そして、力とは行動する能力だ。

あなたは経済的自由になるためにいくら必要だろうか?




前回の記事を補足していきます。

ぼくたちのほとんどは、経済的自由を達成することを夢見ている。

つまりその瞬間とは、すべての基本的なニーズが満たされ、
請求書や家賃を心配する必要がない。

借金返済、娯楽、長い休暇など、
望むものがなんであれ、それらに対する蓄えが十分に残された状態だ。

しかし、本当のところ、経済的自由とはなんだろう?

かんたんに言えば、経済的自由とは、
もうお金のためにあなたの時間を交換する必要がないほどの収入の流れをもつことだ。


ほとんどの人は退職するまで、またはお金持ちになるまで働くことが
経済的自由になるための最善の策だと考えている。

しかし、お金持ちであるということは
必ずしもあなたが経済的自由であるということを意味しない。

実際、95%の人びとがこの誤解を抱いている。

だから今日、ぼくはもっと良い道があることをお伝えしたい。

そしてその方法は、必要経費を支払うことができるパッシブインカムを
構築することだ
...絶え間なく、面倒な作業を必要とせずに。

この記事であなたは、次のことを学ぶ。

1. パッシブインカムとは何か、なぜそれが経済的自由を達成するための最良の方法であるか

2. 経済的自由になるために必要な金額(2つのシンプルなステップで)

この記事が終わるころにはパッシブインカムを得る方法と、
経済的自由になるためのパッシブインカムで必要な金額を特定することができる。



1. パッシブインカムとはなにか

パッシブインカムとはまさに言葉の響きどおりのものだ。:
あなたが働いているかどうかにかかわらず、お金が入ってくる。

はじめは奇妙に聞こえるかもしれないが、
本当に理にかなっている。

パッシブインカムをつくる主な方法は2つある。

1. あなたのために働く投資

1つめの主なパッシブインカムは、
ぼくたちのほとんどがすでになじみのあるアイデアだ:
投資

これらの投資は通常、固定または標準の収益率で月々の収入を生み出す。

銀行や国債、社債、T-bills、賃貸不動産収入などの手段が含まれる。


2. あなたのために働くビジネス

パッシブインカムの2つめのは、
ほとんどの人にとって理解することが難しいものだ:
パッシブビジネスインカム

多くの人々はビジネスを運営することを、成功を達成するために
つねに働く必要があることだと思っている。

しかし実際には、それはまったく真実ではない。

そのかわり必要なのは、自分がいなくても機能できるように
体系化できる
ビジネスを構築することだ。

そうすれば、あなたが時間をかけているかどうかにかかわらず、
お金が流れ続ける。

現実には、いつでもあなたのために働く
投資とビジネスの両方をもちたいだろう。



2. 経済的自由になるためにいくら必要だろうか?

パッシブインカムが何であるかを知った今、
あなたが経済的自由になるためには
いくらパッシブインカムで稼ぐ必要があるだろうか?

経済的自由になるためには、異なるパッシブインカムのアイデアから
どのくらいの収入を得る必要があるかを調べるための簡単な数式を学ぼう。

はじめのステップは、あなたの必要経費に目を向ける。


ステップ1
自分自身に尋ねよう:何が本当の必要経費か?


もちろんパッシブインカムはパズルの一部に過ぎない。

パッシブインカムがあるが、必要経費を上回っていないなら、
あなたは決して経済的自由の状態には達していない。

ほかのパートとしては、あなたの支出を理解し、
生活の中で実際に何が必要かを理解することだ。

なぜか?

ぼくたちが経済的自由について話すとき、
そこには2つの道がある。

1つめは、ただ単に自由であるために経済的自由になるということだ。

これはパッシブインカムが基本的なニーズだけを満たすが、
あまり余分なことはできない。(生活における余計な贅沢など)

そしてもう1つは、望むときに、望むものを手に入れることができ、
それでも働く必要がないということだ。


もちろん究極のゴールは後者だが、
基本的なニーズのすべてをカバーできるというのは
素晴らしいファーストステップだと思うが、どうだろう?

だからまずは、必要不可欠な支出のリストと
「あったらいいな」のリストを作るのがベストだ。

これを行うと、不要な経費を削減
または簡素化する方がはるかに簡単だと気づく。

あなたの生活においてそれらが
本当に必要なのかどうかを自分に問い始めるだろう。

忘れないでほしい。

お金を稼ぐベストな方法は、お金をうまく管理することだと。

これはパッシブインカムよりも優れている。

ステップ2に進んでいこう...



ステップ2
あなたの「経済的自由の数字」を計算する


かんたんな算数の話だ。

これを行うもっともシンプルな方法は...

1. Excelや類似のものを用意する

2. 支出をリストにする(必需品)


:家賃、住宅ローン、水道光熱費、食品、債務/ローン、保険、
医療、子供のケア、ペットのケア、電話、車、ガソリンなど。(必要な場合)

1. すべての支出を足す

2. じゃじゃーん、経済的自由の数字を手に入れた!

経済的に自由で基本的なニーズがすべて満たされるためには、
[あなたの数字を入れよう]以上のパッシブインカムが必要だ。

ここではかんたんな一例を示している。

以下は、月額合計506,000円の支出のリストだ。

経済的自由の公式は次のとおり:


経済的自由 = パッシブインカム > 必要経費


したがってこの例では、
506,000円以上のパッシブインカムを稼げば経済的自由の達成だ。


家&公共

住宅ローン 15万円
電気 8千円
水道 5千円
テレビ 4千円
インターネット 5千円
電話代 1万5千円
ガス 6千円

保険

住宅保険 5千円
車両保険 2万円
生命保険 2万円
医療保険 3千円

移動

車 5万円
ガソリン 2万円
修理費 3千円

雑費

食料雑貨 9万円
外食 2万円
ドッグフード 7千円
散髪 5千円
クリーニング 5千円
衣服 2万円
借金返済 2万5千円
貯金・緊急資金 2万円

支出合計 506,000円


これで経済的自由になるためにパッシブインカムで
どれだけの収入が必要かわかったので、
次のステップはそれをどうやって実現させるかを決めることだ!

行動しよう。

なぜ自由になるためにお金持ちである必要がないのか



済的自由への正しい道に
いるかどうかを確かめる方法



ぼくは最近、参加している人すべてが
いわゆる「9時5時の仕事」をしているセミナーで話す機会があった。

最終的に彼らは、自分たちのもっとも大きな懸念について話し始めた。

みんな、将来の財政状況について心配していた。

そして率直に言わせてもらえば、
たしかに全員が心配するべき状況だった。

経済的自由へのもっとも早い道を知りたがっていた。

ぼくは

「聞いてください。ほとんどの人が犯すもっとも大きな間違いは、
お金持ちになることと自由になることを同じことだと考えていることです。」

と言った。

今までぼくが話をしたことがある人はみんな、
経済的に自由であることを望んでいた。

それを望んでいない人とは会ったことがない。

しかしあなたが理解しなければならないことは、
この大きな誤解だ。


由であるためにお金持ちである必要はない


もしあなたがお金持ちになることに焦点を当てている場合、
必ずしも経済的自由になれるとは限らない。

この2つは同じことではないのだ。

多くの人が
「お金持ちになるために必要なことをすれば、
経済的自由を達成できる。」
と言っている。

お金持ちになりたいと話すとき、お金か自由か、
「本当のところ」何について話しているだろうか?

この2つにはかなり大きな違いがある。そうだろう?

お金持ちであるには、文字通り億万長者でなければならないだろう。

信じるかどうかは別として、自由でないお金持ちはたくさんいる。

彼らはそういったことを適切に設定しなかったため、
富を維持するために馬車馬のように働かなければならない。

つまり、彼らは自分がいなくてもビジネスが回るように体系化しなかった。

彼らは過去の成功者たちの経験から学んだり、お手本にしなかった。

お金持ちであることは絶対的に、より多くの自由や安全、
あるいは心の平和を意味するのだろうか?

必ずしもそうではない。

金持ちであることは、確かに物質的な利便性を享受できるが、
あなたもぼくも、完全に悲惨としかいいようがない
お金持ちがたくさんいることを知っている。

彼らはお金持ちであることの核心を見落としている。

すなわち自由と幸福を逃してしまう。

そのかわりにお金持ちで、「自由」でい続けるためには
懸命に働かなければならないと思っているので、
とても苦労している中流階級の人びとよりもハードに働く。

信じられるだろうか?

では結局、ぼくたちは何を探しているのか?

ぼくたちの本当の望みはなんだろうか?

心地のよい家。

自己重要感を高めてくれる車。

興奮をもたらしたり、退屈を逃れることができる旅行やおもちゃ。

しかしあなたは、こういったモノや、
自由と幸福の感覚を経験するためにお金持ちになるのを待つ必要はない。

自由になるためにお金持ちになることがゴールなのではない。

発想の転換をしよう!

経済的自由への道はお金持ちへの道とは違う。

これらは根本的に異なる戦略だ。


それでは、このことについてぼくのオススメすることを以下に示す。


ずは自由になり、、、そしてお金持ちになろう。


まずは自由を獲得し、そのあとお金持ちになるのは飾りのようなものだ。

お金持ちになることに集中するよりも、
経済的自由への道に集中するほうが時間もお金も少なくて済む。

そしてお金とうまくやっていく最速の方法は、
経済的自由を得て長期的な富を構築するための
キーとなる戦略を使ってお金を上手に管理することだ。

経済的自由と見なされるためにどれぐらいの収入が必要かわからない?

そのためのシンプルな公式は次回書いていこう。

突き詰めていくと、あなたのライフスタイルにもよるが
年間700万円のパッシブインカムがあれば自由になれる。

人によってはもっと少なくたっていい。

住宅ローンがなく、負債をすでに処理しているなら、
あなたがやっていることと望みとニーズに応じて、
充実した生活を送ることができる。

20億円に到達しようとすることと、年間700万円のパッシブインカムを
稼ごうとすることはまったくの別世界だ。

自由というのはあなたの本音のことだ。

つまり、最終的なゲームを念頭に置こう。

ぼくたちはお金持ちになっても自由になれるわけではない。

ぼくたちは自由になるためにお金持ちになるのではない。

ぼくたちは自由になりたい。

そしてそのあと、お
金持ちであることのメリットを享受する。

これは未来まで待たなければならないものではない。

待つことに自由はない。

自由は今、始まる。

あなたが自分のしていることをしっかりと理解していれば、
経済的自由への道はとても短い時間のうちにたどり着ける。

とにもかくにもまずは、
お金持ちと自由の違いをしっかりと確認し、理解しよう。

投資家 になるなら知っておきたい 通貨市場 と 国際貿易 hspace=




グローバル経済は第二次世界大戦の終結以来、
事実上途切れることなく続いているトレンドであり、
世界中で製品やサービスの流動化を促している。

このシステムの立案者たちが
1944年7月にブレトンウッズのリゾートで会合したときに
どうなるか想像できていた可能性は低いが、
彼らが生みだしたインフラの多くは、今日のグローバル市場に関係し続けている。

「ブレトンウッズ」という名前でさえ
中国やほかの急速に発展している経済と、
アメリカとの関係を特徴とするモダンな装いで生き続けている。

グローバルな貿易と資本の流れの現代史、
その基礎となる経済原則、
そしてこれらの発展が今でも重要である理由について見ていこう。



じまり

1944年にブレトンウッズ会議に出席した45の連合国の代表団は、
20世紀の後半が前半のようにならないよう保証することを決めた。

前半というのはおもに壊滅的な戦争と
世界的な経済恐慌から成っていた。

世界銀行と国際通貨基金(IMF)は、世界的な経済の安定を保証する存在だ。

国境を越えた貿易のための公正で秩序ある市場を促すために、
この会議はブレトンウッズ体制を生み出した。

これは金本位制と準備通貨制の金為替本位制度であり、
事実上のグローバル準備通貨として米ドルを設定した。

中央銀行は1オンスあたり35ドルの固定レートで
金とドルを交換することができる。

当時、米国は世界の金貨幣埋蔵量の65%以上を保持し、
このためシステムの中心に位置しており、
周辺にはヨーロッパと日本という復興国があった。



べてをひとつに

しばらくの間、これはWin-Winのように思われた。

戦後の廃墟となっていたドイツや日本などの国は、
成長する輸出市場を背後に経済を再建した。

米国では豊かになる人が増え、
海外市場からの製品群に対する需要が増加した。

フォルクスワーゲン、ソニーやフィリップスは、
おなじみの名前となった。

予想通り米国の輸入は増加し、貿易赤字も拡大した。

教科書どおりの経済理論では、供給と需要という市場の力学は
貿易赤字と貿易黒字の自然な是正機能としてはたらく。

しかしブレトンウッズ体制における現実世界では、
自然市場の力は非市場の為替相場メカニズムに陥った。

これらの通貨建て物品に対する需要が高まるにつれて
通貨価値が高まると予想されるが、
為替相場システムはその通貨がブレトンウッズの目標水準を
超えないようにするために中央銀行の介入を必要とした。

彼らは、外国為替市場でのドル買いと、
ポンド、ドイツマルク、円の売りを通じてこれを行った。

これにより、これらの国からの輸出価格が
市場勢力が予測したものよりも低く抑えられ、
米国の消費者にとってはさらに魅力的になり、
サイクルを持続させることになった。

ブレトンウッズのようなシステムは、
積極的にサポートする参加者の意欲に依存している。

しかしドル保有残高が多い国にとっては、
ドルの黙示的な市場価値の低下にともないその意欲は低下していった。

大量の資産を保有していて、
その資産の価値が低下すると考えている場合は、
すぐに資産を買い増すようなことはしないだろう。

しかしそれはまさにシステムが義務付けたものなのだ。



レトンウッズの死

1971年8月、ニクソン米大統領が外国の中央銀行がオンスの金額を
固定金利で35ドルで交換することができなくなると発表したときに、
このシステムはついに崩壊した。

2年以内に固定相場制は廃止され、
ヨーロッパと日本の通貨は変動し実際の需要と供給によって日々変化した。

ドルは急激な切り下げを受け、外国為替市場は拡大し、
中央銀行ではなく民間トレーダーによって圧倒的に支配されるようになった。

しかし、固定相場制は完全に消滅することはなかった。

日本の財務省と日本銀行の官僚は、
円安を輸出志向の経済政策の重要な要素としてみなしていた。

1980年代初頭、中国共産党の指導者である鄧小平は
「豊かになることは名誉なこと」といい、中国は世界の舞台に姿を表した。

80年代の終わりに、旧ブレトンウッズ体制ではなかった
東欧とロシアがグローバリゼーションの一員に加わった。

これが突然の1944年の再来となった。

いわゆる「新興市場」がドイツと日本に代わり、
米国とヨーロッパの先進市場に製品を販売したいという
願望を抱いていた。

先行した国々と同じようにこれらの国々、特に中国やほかのアジア経済の多くは、
過小評価された通貨を維持することが、成長し持続可能な輸出市場の鍵であり、
したがって、国内の富を増やすことであると考えていた。

これを「ブレトンウッズⅡ」と呼ぶ。

実際に、オリジナルと非常に似た仕組みで機能するが
金交換のような明確なメカニズムはない。

これもオリジナルと同じように、米国と発展途上国の参加者全員が、
このシステムを積極的にサポートするインセンティブをもっている必要がある。



1兆ドルのゴリラ

米国の貿易赤字はブレトンウッズⅡを通じて、
強い消費者需要と中国およびその他の新興経済の
急速な工業化によって増え続けた。

米ドルはまた事実上の準備通貨でありつづけ、
中国の人民
銀行、インド準備銀行などは
これらの準備金の大半を保有している。

これが米国債である。

中国だけで1兆ドルを超える外貨準備高を保有している。

明らかに、現状維持の取り決めを変える中国当局の劇的な動きというのは、
国際資本市場に乱気流を生み出す可能性を秘めている。

米国と中国の政治関係もまた、この難しい問題の重要な部分だ。

国際貿易はつねに敏感な政治的話題であり、
米国では保護主義は強いポピュリスト的本能である。

ある時点で、この取り決めの当事者たちは
その自己利益はシステムを放棄することにあると結論づけるだろう。



とめ

オリジナルのブレトンウッズ体制と
最近のシステムとの類似点は興味深く、そして有益だ。

長期的には経済は循環的に動き、
日本やドイツのような昔の新興経済だったものが
今日の安定し成熟した市場となり、
ほかの国が「新興のトラ」といった役割に足を踏み入れているといえる。

したがって、以前の新興市場に経済合理性をもっていたものは、
現在の市場や明日の市場にとっても理にかなうものである。

テクノロジー、グローバル化、市場革新の力によってもたらされた
劇的な変化にもかかわらず、経済システムは依然として人間的だ。

つまりこれらの利害関係者が価値がコストを上回ると認識している限り、
または解体するコストが負担できないほど大きい限り、
システムは利益を得ている人々の願いのもとに存在していく。

これは徐々に、合理的に起こることではあるが、
その着地ははるかに困難なものとなるだろう。

wealthy-landlord




お金持ちになって経済的自由を達成することは、
多くの人が夢見ることだ。

しかし残念ながら、95%の人にとっては現実ではない。

適切なメンターや学びのやり方に従わなければ、
あなたは財政的に一生苦労し続けることになるかもしれない。

それでも、恐れることはない。

人生を変えるのに遅すぎるということはない。

今回は、経済的自由と真の富へと導く11の原則を書いていこう。



済的自由を達成する、富豪の考え方11

正しいツール、知識、姿勢。

そして揺るぎない「なんとしても」という行動があれば、
お金持ちになり経済的自由を達成することは
あなたが思っているよりもずいぶん近くにある。

以下はぼくが自らも実践している、
世界でもっとも豊かな人々がお金、富、成功を
どう考えているかについての洞察を与えてくれる
『富豪の考え方』の原則だ。

一度これらのマインドセットを学びはじめたら、
あなたの経済的成功のためにモデルとして
使いはじめることができる。

以下の原則を使って、あなたが経済的自由への正しい道に
いるかどうかを確かめてみてほしい。



1. 宇宙はあなたが扱えるものを与える

あなたがファイナンスを正しくあつかえると宇宙に対して
証明したときににだけ、お金の奇跡は起こる。


2. ノーペイン・ノーゲイン(少なくともはじめはそうだ、あなたが賢いなら)

もし簡単なことだけやろうとすれば、人生は大変になる。
しかし大変なことをやろうとすれば、人生は簡単になる。


3. 成長していないなら、死んでいるのと同じだ

満足いくような結果が出ていないなら、
それはあなたがまだ知らないことがあることを意味している。


4. 明確さは力だ

ほとんどの人が自分の望み通りに生きていない一番の理由は、
自分の望みをはっきりと分かっていないから


5. 目的、貢献、楽しみを通して富を得る

もしお金や成功が欲しい動機が
恐怖、怒り、自分を証明すること
といっただれのサポートにもならないものだった場合、
あなたのお金は決して幸福をもたらさない。


6. お金持ちで成功した人から学ぶ

豊かな人は勝つためにマネーゲームをプレイする。
貧しい人は負けないようにマネーゲームをプレイする。


7. フォーカスしたものが拡大する

あなたがフォーカスしている部分が、人生で得られるものを決める。


8. たくさんお金を稼ぎ、たくさんの人を救う

本当に豊かな人のゴールは、巨万の富を得、
その多くをたくさんの人たちを救うために使うことだ。


9. マインドセットを変えたとき、人生は変わる

正しいときに、正しいところにいるだけでは十分ではない。
正しいときに、正しいところで、ふさわしい人間でいなければならない。


10. お金持ちは普通の人がやらないことをする

1日16時間働くか?お金持ちはそうする。
一週間働き続けるか?お金持ちはそうする。


11. 犠牲を知り、犠牲を払い、絶対にあきらめずとにかく集中する

お金持ちになることは、集中、勇気、知識、熟練、100%の努力、
絶対にあきらめない姿勢、そしてもちろん、豊かなマインドセットが必要だ。

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