Think Trade, Think Life.

トレードに真剣に向き合い、スキルとして確立するためにはどうしたらいいのか?を読者の皆さんと一緒に考えていくブログです。 ぼくのトレードひとり反省会もやってます。

優れた投資家は優れたビジネスマンであり、優れたビジネスマンは優れた投資家である。

カテゴリ: トレード

【ワースト10】初心者トレーダーが犯すミス:後編




前回の記事の続きです。


6. 群れを追う

新米トレーダーのもう一つのよくある間違いは、
盲目的に群れに従うことであり、その結果話題のホットな株式に
あまりにも多くの支払いをしてしまうことだ。

またすでに急落していて今にも転換しようとしている
対象でショートポジションを建ててしまう。

経験豊富なトレーダーは
「The Trend Is Your Friend(トレンドは友達だ)」という言葉に
従っているが、列車が混雑しすぎると取引を終えるというのが習慣になっている。

しかし初心者はスマートマネーがそこから移動したあと
長いあいだ取引に留まったり、必要なときに逆のアプローチを取る自信がない。

基本的にはすべての卵を一つのカゴに盛るのはよそう。

分散はあらゆる投資における過度のエクスポージャーを避ける方法だ。

複数の投資で構成されたポートフォリオを持つと、
そのうちのどれかが損失を被ったときでも保護される。

またいずれの投資においても、ボラティリティと極端な価格変動から
保護するのにも役立つ。

ほとんどのマネージャーとミューチュアルファンドが
ベンチマークを下回っていることを証明した研究を列挙している時間はない。

長期的には低コストのインデックスファンドは、
65〜75%のアクティブ運用ファンドを上回っている。

インデックスを支持する多くの証拠があるにもかかわらず、
アクティブなマネージャーの投資意欲は依然として強いままだ。

ヴァンガードの創設者であるジョン・ボーグル氏は、

「希望は人間の胸に永遠にわき出る。インデックスというは退屈だ。
これは"わたしはもっとうまくやれる"という人々の考えと衝突する」
とその理由を語っている。

資産クラスの全体、または大部分(70〜80%)をインデックスにしよう。

次なる偉大なパフォーマーを追い求めるという興奮に抵抗できないときは、
各資産クラスでアクティブなマネージャーに割り当てる配分を20〜30%にしよう。

これはあなたのポートフォリオを壊滅させることなく、
パフォーマンスを追求するという願いを叶えるものになるだろう。



7. 宿題をサボる

初心者はしばしば、取引を開始するまえに適切なリサーチを
行っていないという罪を犯している。

季節的傾向、データリリースのタイミング、
経験を積んだトレーダーが所有するトレーディングパターンの知識を
持っていないため、しっかりと宿題をこなすことが重要だ。

新しいトレーダーにとって、トレードをしなくてはという切迫感は、
しばしばリサーチを行う必要性を圧倒してしまうが、
結局はそれが高い授業料につながってしまう。

より広義には、あなたが興味を持っている投資を研究しないことは間違いだ。

たとえば、株式に投資する場合は会社とその事業計画を調査する。

だれもが徹底したリサーチをしているわけではない。

市場は効率的であり、良い投資を特定することによって
お金を稼ぐことはできないという前提で行動するのはやめよう。

これは簡単な作業ではなく、ほかのすべての投資家が
あなたと同じ情報にアクセスすることができるが、
リサーチを行うことによってよい投資を特定することは可能である。


根拠ないアドバイスで買う

おそらく誰もが投資のキャリアのどこかでこのミスを犯す。

身内や友人から株の買い上げ、素晴らしい決算、
画期的な新製品をリリースするといった噂を聞くかもしれない。

たとえこれらが真実であっても、必ずしもその株式が「つぎの大波」である
ことを意味するわけではなく、買い注文をするため証券会社に急ぐ理由にはならない。


金融メディアに注目しすぎる

あなたの目標達成に役立つ金融ニュース番組はほとんどない。

スイッチをオフにしよう。

何か価値のあるニュースレターはない。

たとえあったとして、事前にそれをどうやって識別するのか?

考えてもみてほしい。

だれかが本当に有益な株式のアドバイス、トレードのアドバイス、
大金を稼ぐための秘密の数式を持っているなら、
それをわざわざテレビで吹聴したり月額5,000円であなたに売ったりするだろうか?

するわけがない。

口を閉じてひっそりと何億円も稼ぎ、
生活のためにニュースレターを売る必要はないだろう。

解決策は?

TVで金融ニュース番組を観たり、
ニュースレターを読んだりする時間を減らそう。

あなたの投資計画を作り、それに従う時間をもっと増やそう。


株を買うときに大局を見落とす

長期投資家にとってもっとも重要だがよく見落とされることの1つは、
定性分析、つまり「大局を見る」ことだ。

伝説的な投資家のピーター・リンチはかつて、
彼の子供のおもちゃと子供たちのあいだの流行を見て、
最高の投資を見つけたと述べた。

ブランドネームもとても価値が高い。

世界中のほとんどの人がどのように
コカコーラを把握しているか考えて見よう。

名前の財務的価値だけでも数十億ドルで見積もられる。

iPhoneにしてもビッグマックにしても、だれも異論はないだろう。

だから、財務諸表の読み込みに注力したり、複雑なテクニカル分析で
売買機会を特定しようとすると多大な時間がかかるかもしれないが、
あなたが投資する会社に対して逆風になるように世界が変わったら、
遅かれ早かれ負けることになる。

結局のところ、1980年代後半のタイプライター企業は業界内のどの企業よりも
優れていた可能性がありましたが、パーソナルコンピュータが普及し始めると
当時のタイプライターの投資家はより大局を評価し、うまく乗り換えることができたはずだ。

定性的な観点から会社を評価することは、売上と収益を見ることと同じくらい重要だ。

定性分析は、投資の見込みを評価するうえでもっとも簡単で効果的な戦略のひとつである。



8. 複数のマーケットで取引する

初心者のトレーダーは、株式からオプション、通貨、商品先物など、
市場から市場へとせわしなく動き回ることもある。

しかし複数の市場を取引することは大きな注意散漫になり、
まずはひとつの市場でスペシャリストになるための必要な
経験を得ることができなくなる。



9. 税金や手数料を無視する

投資するまえに税金面を忘れないようにしよう。

地方債など一部の投資に対しては税制上の優遇措置を受けることもできる。

投資するまえに税制や投資期間を考慮して、
税調整後のリターンを見るようにしよう。

取引手数料を必要以上に払ってはいけない。

投資を持ち続けたり、頻繁に取引しないことで
ブローカーの手数料を節約できる。

また過度の手数料を徴収しないブローカーを見つけることで、
投資から得られるリターンをより多くすることができる。



10. 自信過剰 / 能力の過小評価

トレードはとてもタフな職業だが、初心者トレーダーが経験する
「ビギナーズラック」は、トレードがいち早く富に至る道であると
信じさせるかもしれない。

このような過信はうぬぼれを助長し、トレードにおける大惨事につながる
過度のリスクテイクを促すため危険だ。

1995年のバートン・マルキールの研究
「Returns From Investing In Equity Mutual Funds」を含む多くの調査から、
ほとんどのマネージャーがベンチマークを下回ることがわかっている。

また、アウトパフォームするマネージャーを事前に選ぶ
一貫した方法がないこともわかっている。

長期的に見ると、非常に少数の人のみが
儲けることができることもわかっている。

それならなぜ多くの投資家がみずからの市場の頃合いを測る能力や
優れたマネージャーを選ぶ能力に自信が持てるというのだろう?

フィディリティのグル、ピーター・リンチは
「フォーブス400にマーケットタイマーはいない」といった。

アクティブトレーダーになることを決心するまえに、
よく考えよう。

デイトレードは危険なゲームであり、
本来はもっとも熟練した投資家だけが試みるべきだ。

専門知識、プラットフォーム、迅速な注文実行へのアクセスがない限り、
トレードをするまえにしっかりと検討しよう。

とくにリスクやストレスに熟達していない投資家には、
はるかに良いほかの選択肢がある。


能力を過小評価する

マーケットにおける成功は洗練された投資家だけのものと考え、
自分が抜きんでることは不可能だと思い込んでいる投資家もいる。
こういった思い込みはまったく真実ではない。

手数料ベースのミューチュアルファンドのセールスマンは
おそらくあなたに違うことを言ってくるだろうが、
ほとんどのマネーマネージャーは広範囲のマーケットを
アンダーパフォームしている。

学習と研究に時間を費やすことで、投資家は自分のポートフォリオを
コントロールし投資決定を行うことができる。

多くの投資は共通感覚と合理性に
したがっていることを忘れないようにしよう。

個人投資家は十分な技術を得られるポテンシャルが
あること以外にも、機関投資家が直面する流動性や諸経費の問題に
直面せずにすむ。

健全な投資戦略を持つ小規模な投資家は、いわゆる投資専門家よりも
それほど良いとは言えないにしても、市場を打ち負かす可能性がある。

自分の能力や可能性を過小評価してはいけない。

つまり本業があるという理由だけで、
金融市場に参加することができないと思い込まないほうがいい。



とめ

あなたが投資するお金を持っていて、
これらの初心者の間違いに注意することができれば、
実際に投資で利益をあげることができるだろう。

投資でよいリターンを得ることは、あなたを経済的ゴールへと近づけてくれる。

大きな利益や損失を生み出す市場において、
間違ったアドバイスや不合理な決定には事欠かない。

個人投資家として、ポートフォリオを長期的にふくらませるために
できるベストなことは、あなたにとって快適で合理的な投資戦略を実行することだ。

直感でお金を賭けることによって大きな勝利を目指しているなら、
カジノに行ったほうがいい。

自らの投資における意思決定に誇りを持てば、
長期的にはポートフォリオがあなたの行動の健全性を反映して成長していく。

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間違いを犯すことはトレードの学習プロセスの一部だ。

トレーダーは取引対象をより頻繁に売買し、
伝統的な投資家よりもはるかに短い期間ポジションを保有する。

このような頻繁な取引や短い保有期間は、
新米トレーダーの資本をすばやく毀損する可能性がある。

あらゆる種類のトレーダーや投資家が以下に挙げるミスを犯すが、
初心者トレーダーはとくに注意する必要がある。

なぜなら深刻なドローダウンから立ち直る能力が、
ベテランのトレーダーよりもはるかに制限されているためだ。



1. トレード計画がない or 計画に従わない

経験を積んだトレーダーは、
きちんと定められた計画にしたがってトレードをする。

明確なエントリー・イグジット、トレードに投下される資金量、
最大許容損失などだ。

初心者のトレーダーはトレードをする前に
計画を立てることはまずない。

たとえ自分なりの計画があっても
思ったようにマーケットが展開しない場合、
ベテランに比べプランを放棄する傾向にある。

または完全に逆のポジションをとり、
結局は「往復ビンタ」という結果に終わることも多い。
(たとえば初めロングしたものが、レートが下がったためショートするなど)


パフォーマンスを追う VS リバランス

多くの投資家が直近の良いパフォーマンスにもとづいて資産クラス、
戦略、マネージャー、ファンドを選んでいる。

「大きな利益を逃している」という感情は、
ほかのどんな要因よりも悪い投資の意思決定につながり得る。

もし特定の資産クラス、戦略、ファンドがこの3〜4年で
素晴らしい成果をあげている場合、確実にいえることが1つある。

3〜4年前に投資しておくべきだった、と考えてしまうのだ。

しかしこの素晴らしいパフォーマンスにつながったサイクルは今、
終わりに近づいているかもしれない。

スマートマネーは流出し、ダムマネーが流れ込む。

あなたの投資計画とリバランスに忠実でいよう。

これはパフォーマンスを追いかけることとは正反対のことだ。

リバランスとは、投資計画にもとづいてポートフォリオを
目標とするアセットアロケーションに戻すプロセスのことだ。

良いパフォーマンスの資産クラスを売り、
悪いパフォーマンスの資産クラスを買うことを強制されるため、
リバランスをすることは難しい。

このような逆張りの行動は多くの投資家にとってとても難しい。


リスク回避を考慮しない

あなたのリスク許容度や、
リスクを取る能力を見失わないようにしよう。

もしあなたが株式市場のボラティリティや複雑な浮き沈みに
耐えられないタイプの投資家なら、ボラタイルな新興株よりも
大手企業のブルーチップ株に投資するほうがよいだろう。

期待リターンにはリスクが伴うことを忘れないようにしよう。

投資がとても魅力的なリターンを提供している場合、
リスク特性をみて状況が悪化したときに失う可能性のある金額を確認する。

そして損失を受け入れられる以上の投資はしてはならない。


短すぎる時間軸(もしくはない)

また、投資期間を考えずに投資をしてはならない。

家を買うためにお金を貯めることを計画しているのであれば、
それは中期のタイムフレームだろう。

しかし幼児の大学教育の資金調達のために投資をしている場合、
それは長期のタイムフレームだ。

あなたは自分のタイムフレームに適した投資を見つけなければならない。

したがって退職のために30年間蓄えるのであれば、
今年や来年の株式市場はもっとも大きな懸念とはなりえない。

たとえ70歳で退職したばかりであっても、
平均余命は15〜20年だ。

後継者に資産を残そうと思えば、投資期間はさらに長くなる。

もちろん、娘の大学教育のために貯蓄していて、
彼女が高校生や中学生なら、タイムフレームを適切に配し、
アセットアロケーションはこの事実を反映したものでなければならない。

しかし一般的には、ほとんどの投資家は適切なタイムフレームよりも
短期に集中しすぎているのが実情だ。



2. 損切りの失敗

あなたがトレード計画をもっていない大きなサインは、
ストップロス注文を使っていないということだ。

タイトなストップロスは通常、
損失が著しくなる前に制限することを意味する。

トレード対象のボラティリティによってはノイズによって
無駄に損切りが実行されるリスクがあるが、
ストップロスオーダーの利点はこのリスクを大きく上回る。

このトレードミスの要点は、含み損を抱えたトレードにおいて
ストップロスオーダーが執行される直前にキャンセルしたりずらしたりすることだ。

トレード対象がまもなく方向を転換し、
含み損が建値へ、建値が含み益へと達すると都合よく考えてしまう、
いわゆるお祈りトレードをしてしまう。

これの経験者なら全員、大抵良くない結果に終わることを知っているだろう。

しかもそれがうまくいってしまった場合は
さらに悲惨な未来が待ち受けていることが多い。

これが間違った成功体験となり、
取り返しのつかないお祈りをしてしまうリスクが高まるからだ。



3. 損失を握りしめる

成功しているトレーダーの明確な特徴のひとつは、
トレードがうまくいかない時にすばやく小さな損失を受け入れ、
次のトレードアイデアに移っていく能力だ。

一方で負け組トレーダーは、自分のポジションが逆行すると
麻痺してしまう。

損失を限定するために迅速な行動を取るのではなく、
トレードが最終的にうまくいくことを期待して負けポジションを握りしめてしまう。

こういった行動は負けトレードにおいて過度の時間、
資本を縛ってしまう(資金効率が悪い)ことに加えて、
より大きな損失をもたらし、資本を著しく枯渇させてしまう。



4. ナンピン

ブルーチップにおける長期的視野で建てられたポジションでの
ナンピンは投資期間の長い投資家にとっては効果的だが、
ボラタイルでリスクの高い対象をトレードするトレーダーには危険をともなう。

初心者トレーダーが犯すもっとも大きな損失は、
負けポジションに固執しナンピンを続け、最終的にポジションを保持することが
不可能になるほど含み損が大きくなったときに結局ポジション全体を
カットすることを余儀なくされるときに起こる。

またトレーダーは保守的な投資家よりも短期志向で、
ポジションを「平均化」する傾向がある。

これは危険な行為であり、初心者にとっては間違いだと断言できる。

あまりにも多くの場合で投資家は、
自分が人間であり、偉大な投資家でも間違いを犯すという
単純な事実を受け入れることができなくなってしまう。

慌ててしてしまった株式の購入にしても、
長年大きな利益をもたらした株が突然悪い方向に転換したとしても、
あなたができるベストなことはそれを受け入れることだ。

あなたができる最悪なことは財力よりもプライドを優先させ、
負け投資を握りしめることだ。

今となってはずいぶん安くなったからと、
買い増しをしてしまうなどもよくないことだ。

これはとても一般的な間違いであり、こういったことをする人は
現在の株価と52週間の高値を比べることで実行したりする。

こういった目安を使う多くの人は
下落した株価は買い場を示すと考えている。

しかし株価が昨年より30%上昇したという事実は、
今年により多くの金を稼ぐのに役立つわけではない。

だからこそ株が下落した理由を分析することには損がない。

悪化したファンダメンタルズ、CEOの辞任や競争の激化は、
株価下落の可能性を秘めたものだが、
株価がすぐには上昇しないかもしれないという情報もまた提供している。

企業はファンダメンタルズ的な理由から今のところ価値がないかもしれない。

低い株価がダマシの買いシグナルである可能性があるので、
常にクリティカルな視点を持つことが重要だ。

ただ単にバーゲンに見えるからという理由で株を買うことは避けよう。

多くの場合で、株価下落には強いファンダメンタルズ的な理由がある。

投資する前にしっかりと株式の見通しを分析しよう。

将来的に持続的な成長をする企業に投資したいと考えるはずだ。

会社の将来の業績は、株式を買おうとするときの価格とは
無関係であることを覚えておこう。

株価が急激に下落したときはいつでも、
自分の戦略変更の理由を決断したり、
これが将来のための良い投資かどうかを判断しよう。

もしそうでなければ、あなたの資本に注意を払い、
見込みのある会社にあなたのお金を移していこう。




5. 過度のマージン、レバレッジをつかう

マージンとは、有価証券の購入のために借入した資金のことだ。

あなたのお金を増やすのに役立つのは確かだが、
損失もその分大きくなるという明確な欠点もある。

初心者として犯す最悪なことは、
「無料のお金」のようにみえるものに夢中になってしまうことだ。

マージンを使用した上でトレードや投資が計画通りに進まないと、
残されるのは何にもならない大きな債務だ。

クレジットカードを使って株を買うかどうか、
自分に聞いてみよう。

もちろんそんなことはしないだろう。

過度にマージンを使うことは金利は低いかもしれないが
本質的には同じことだ。

さらに、マージンを使用すると小さな価格の動きにともなう
本来よりも大きな利益と損失のために、
より密接にポジションを監視する必要がでてくる。

自分のポジションについての意思決定を下すための
時間や知識を持っていない場合、
証券会社は発生した損失を回復するために株式を売却する。

初心者はマージンの利用を控えめにするか、まったく利用しないでおこう。

そのすべての側面を理解している場合のみ利用しよう。

あなたのポジションが底値で強制的に売られてしまい、
そのポイントがマーケットの大きな転換点ということも往々にしてある。

よく知られた投資理念によれば、レバレッジは諸刃の剣だ。

いうまでもなく、利益も損失もブーストさせることができるからだ。

初心者はとくにFXにおいて、
レバレッジの程度によって目がくらむかもしれないが、
すぐに過度のレバレッジが急速に取引資本を破壊する可能性があることに気付くだろう。

50倍のレバレッジをかけている場合(これはリテールのFXでは珍しくない)、
たった2%逆行すれば資本は消滅する。



※長くなったので続きは次回執筆します。

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FXにおける価格変動を引き起こすもっとも重要な影響のひとつに、
世界の主要な8つの中央銀行による金利の変動がある。

金利のシフトは、経済の健全性を評価する指標としての
政策的、貨幣的な対応を意味する。

なにより大切なことは、
国のファンダメンタルズの一面を突然に変えてしまうことで
マーケットを即座に動かす力を持っているということだ。

さらに、金利変動におけるサプライズは
トレーダーの素早い反応とより大きな利益につながるため、
もっとも大きな影響をおよぼす。



利の基礎

金利は次のように通貨に影響を与える:

収益率が高いほど、投資された通貨に対する利息が大きくなり、
利益も大きくなる。

結果として、ほかの国々と比べて高い金利というのは
投資家がリターンを求めていくにつれて
資本が大きくシフトすることにつながる。

為替投資家の仕事は、ニュース、経済レポート、
チャートなどの要因を分析し、金利の変化を予測することだ。


金利が高い通貨を買うために、低い金利で通貨を借りることが
有効な戦略であることは理解しているだろう。
(この戦略はキャリートレードとも呼ばれる。)

しかし、通貨変動によって利子が相殺されるリスクがある。

もし外国為替で利益をあげることが簡単なら、
キャリートレードは金利の知識で武装している人が使う
唯一の戦略になるだろう。



利を予測する方法

各国の中央銀行は、その国の金融政策と銀行が互いに
借りるために使う短期プライムレートを管理している。

経済が順調なときにはインフレを抑制するために金利は上がり、
厳しいときには貸出を促し経済にお金を注ぎ込むために
金利を引き下げる。

FXトレーダーは前回の記事で説明した
経済指標を調べることで、中央銀行(FRBなど)が
何をするかについての手がかりを得ることができる。



央銀行の金利予測

経済指標のデータや経済の大まかな評価をつかって、
トレーダーはFRBの推移を見積もることができる。

一般的には指標が良くなり経済が順調だと、
金利を上げる必要があり、改善度合いが小さければ
据え置かれる。

同じように、指標が悪化すれば借り入れを促すために
金利を引き下げる。

伝統的な経済指標以外にも、調べるべき分野が2つある。


1. 主要な発表

中央銀行の公表が予定されているときは通常、
銀行がインフレをどのように見ているのか
についての洞察を与えてくれる。

たとえば2017年3月15日、金融危機以降で中央銀行が
3回目のFF金利を引き上げたというニュースのあと、
米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長(当時)は
ワシントンでのブリーフィングで発言した。

ニュースは株高を誘ったが、米ドルは下落した。

これは下図ではっきりと示されている。

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図1:FRBの金融政策アナウンスとブリーフィングに対するUSD/JPYの下落
ソース:Tradingview


2. 予測

専門家の予測を分析することで、金利の決定を予測することもできる。

金利の動きはあらかじめ十分に予測される傾向にあるので、
主要な仲介業者、金融機関およびプロのトレーダーは
金利についてのコンセンサス予想値をもつ。

トレーダーにとっての大まかな良いやり方は、
より正しい予測をするためにこれらのコンセンサス予想値
(数値的にとても近い傾向がある)の4〜5つを取って平均することだ。



プライズが起きたときの対処方法

場合によっては中央銀行は予期せぬ金利の引き上げや引き下げ、
あるいは政策の大きな変更の発表などで
すべての予測をなぎ倒すことができる。

こういったことが起きたとき、
マーケットがどの方向に動くのかを知るべきだ。

利上げがある場合、トレーダーが買うことによって通貨は上昇し、
利下げがある場合、トレーダーは売り、より高い金利の通貨を買う。

ひとたび決心したら:

・すぐに行動しよう!
 外国為替はサプライズが起きると電光石火のスピードで動く。
 なぜならすべてのトレーダーは大衆よりも先にポジションをもつ
 ことを競い合うからだ。(利上げ利下げに応じて売買する)
 そうすることで正しい方向へ乗れば大きな利益につながる。

・ボラタイルなトレンドの反転に注意しよう。
 トレーダーの知覚/感情は、データのリリース時にまず市場に影響を与える。
 しかし論理的思考が戻り、トレンドは元に戻る可能性がもっとも高い。

次の例は上記のステップを示している。


2015年1月、スイス国立銀行(SNB)はユーロに対するスイスフランの
上限を撤廃すると突如発表し、世界に衝撃を与えた。

SNBは数週間前には上限を守ると繰り返していたにもかかわらず、
チャートにも明らかなように、それは起こった。

こういったサプライズはFXトレーダーの資産に劇的な影響を与える。

多くの場合で、このような動きは
リスクが大きすぎるトレーダーを一掃するのに十分だ。

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図2:ユーロに対するスイスフランの上限を撤廃するという
   SNBの決定に応じて、EUR/CHFが下落した。
ソース:Tradingview



とめ

ニュースに細心の注意を払い、中央銀行の動きを分析することは
FXトレーダーにとって優先事項であるべきだ。

金融政策の変更により、為替相場が変化する。

これらの動きを理解し、予測することで
取引の機会を特定することができるのだ。

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済データ


チャートとチャートパターンは、トレーダーの心理に基づいて
トレード機会を特定する方法を提供する。

同様に国の経済のファンダメンタルズの変化は、
その通貨の価値に影響を与えることは間違いない。

したがって日ごと、週ごとに経済データは
通貨の価値にとても大きな影響を与える。

具体的には金利、インフレ率、失業率、消費者信頼感、
国内総生産(GDP)、政治的な安定などの変化は、
発表の性質や国の現状に応じてとても大きな利益/損失につながる。

下記のリストは、どの国による発表かにかかわらず、
一般的にもっとも大きな影響力をもつと考えられている経済指標である。

基本的に米国のデータが中心だが、
米ドルは世界でもっとも注目される通貨であり、
FXにおける日本の経済データのプレゼンスはあまり高くないためだ。



用データ

大多数の国が定期的に雇用者数に関するデータを公表している。

米国では、毎月第一金曜日に労働統計局が
非農業部門雇用者数と呼ばれる雇用データを発表している。

一般に、雇用の著しい増加は経済成長が好調であることを示す。

同様に、著しい減少は収縮が差し迫っていることを示している。

これらは一般的な傾向だが、現在の経済状況を考慮することが大切だ。

たとえば、直近に経済問題を抱えていた国における強い雇用データは、
経済の健全性と回復の兆候と捉えることができるので通貨は上昇するだろう。

逆に過熱した経済状況では、高い雇用はインフレにつながり、
こういった状況では通貨は下落する可能性がある。



ンフレーション

インフレデータは一定期間の価格水準の変化を示すものだ。

経済における商品やサービスは膨大な量にのぼるので、
商品やサービスのバスケットが価格の変化を測定するのに使われる。

米国のインフレデータは消費者物価指数(CPI)で表され、
労働統計局が毎月発表している。

予想を上回る価格上昇はインフレの兆候と見なされ、
これにより当該国の通貨が下落する可能性がある。



内総生産(GDP)

国内総生産(GDP)は、ある国で一定期間に生産された
すべての完成品およびサービスの合計だ。

GDPは民間消費、政府支出、事業支出や純輸出額から計算される。

米国GDPの情報は月1回の月末、経済分析局によって発表されている。

GDPは経済の健全性を示すもっとも優れた指標となることが多い。

というのも、GDPの増加は経済のプラス成長のシグナルだからだ。

国の経済が健全であればあるほど、海外投資家の投資を惹きつける。

国の通貨に対する需要の増加は、その通貨価値を高めることにつながる。



売売上高

小売売上高データは、一定期間に生じた小売販売数を示す。

この数値は消費者の支出レベルとして機能する。

この尺度は消費者支出についての考察を得るために、
さまざまな店舗のグループからの売上データを使う。

経済の強さは消費の増加からも判断できる。

米国の小売売上高データは、
毎月中旬に商務省によって発表されている。


マクロ経済イベントと地政学イベント

外国為替市場における最大の変化は、
戦争、選挙、金融政策の変更、金融危機などの
マクロ経済的、地政学的なイベントから生じることが多い。

これらのできごとは国のファンダメンタルズを変えたり、
作り直してしまうことができる。

たとえば戦争は国に大きな経済的負担をかけ、
地域のボラティリティを大きく増加させ、
その通貨の価値に影響を与える。

こういったマクロ経済や地政学的イベントについて
最新の情報を手に入れることが大切だ。


外国為替市場で公開されるデータはとても多く、
初心者にとってはどのデータをフォローすればよいのかを
判断するのはとてもむずかしいだろう。

ニュースがあなたがトレードする通貨に
与える影響を知ることは重要だ。



とめ

通貨に影響を与える経済ニュースについて
少し理解を深めたところで、国の経済状態の
もうひとつの大切な側面について深く学んでいこう。

金利だ。

金利はFXトレーダーがもっとも注目している指標のひとつだ。

金利についてはまた、記事にしていこうと思っている。

survive




トレーダーとしての1年目は、
金融市場での長期的な成功、
もしくは失敗の確率を決める重要な年だ。

探検と実験の時間であり、
リアルマネーで新しいアイデアをテストをする。

不快な結果が出ることもしばしばだ。

また、生涯つづく強力なスキルとテクニックのための
強固な基盤を築くときでもある。

初めてのポジションをエントリーする前に
トレードゲームの重要な側面に取り組むことによって、
学習曲線を短縮し、生存のためのオッズを向上させよう。



レードの前に

最初のトレードをする前に十分な資金を作ろう。

米国の株式取引を例にあげると、

a)株式が25,000ドルを下回る場合
b)5日間で同じ日に4以上のポジションで出入りする場合

で口座凍結されるSECのパターンデイトレーダーの取引ルール
クリアするために少なくとも35,000ドルが必要だ。

ゲームをする方法を学んでいくと
深刻なドローダウンの可能性があるため、
最低10,000ドルを超える金額が必要だ。

デイトレードには興味がない人もいるかもしれない。

しかし新しいポジションがすぐに悪い方向に向かい、
損切りになったりリスク許容度を超えたりして
市場から追い出されることはある。

市場アプローチ、戦略、目標、およびリスク管理手法を
説明する取引計画を立てよう。

まずはやってみた後にこの作業工程に追加し、
あなたの成長過程を反映させた詳細を追加しながら
機能しないものを除外する。

あなたの市場観測を記録し、それが進化していく計画に
どのように影響するかを記録した日誌をつけよう。

戦略、保有期間、損切り位置の変更といった
重要な情報を、思いがけない利益や損失で
妨げられることがない週末のために保存しておく。

あなたのトレードにおける優位性とは、
他の市場参加者よりも利益を生み出す手法、
観察、アプローチを意味する。

勝ち負けを経験せずにエッジ(優位性)を
構築するのは難しいが、最初の取引にエントリーする前に
旅の一歩を踏み出すことはできる。

ジャック・D・シュワッガーの
「マーケットの魔術師」を読むことから始めよう。

これは、金融市場で成功した
才気あふれる個人トレーダーたちを紹介している。

しかし彼らの手法を真似しようとしてはいけない。

なぜなら、今日のアルゴリズム主導の環境では
うまく機能しないからだ。

そのかわりに、彼らの市場アプローチと
心理状態にフォーカスを当てよう。

感情的なお荷物を流し、完全に取引計画に従うことにより、
自信が彼らの行動に浸透していくさまに注意してみてほしい。

ブル・ベアのトレンドにもまれるのではなく、
常にガイダンスとなる数字を探すのだ。



レードの後に

エクスポージャーは株式なら100株、先物ならミニ1枚、
為替なら25,000ドル以下に制限する。

ザラ場にポジションを管理できないなら、
ストップロスを置いておこう。

リアルタイムで見ているなら、ヒットしたら
強制的に終了する数字を書き留めてもいい。

単一のマーケットで単一のポジションから始め、
取引を管理するためにどれほどの
精神的エネルギーが必要かを確認する。

ゆっくりとエクスポージャーを加えながら、
あなたの感情が増加したリスクに
対処できるかどうか常にチェックしよう。

主要インデックスや経済レポートなどの影響が
ポジションの価格にどのように影響するかにも注目だ。

夜間に活動とその結果を評価し、
状況の変化をみて損切りを調整しながら
相互作用についてメモを取る。

ポジションが低迷していたとしても、
週末のために大きな戦略調整も保存しておこう。

純粋な円(またはドル)でリスクを管理し、
その数字を口座のサイズの1/3以下に抑える。

1年目はマージン取引のことは一旦忘れよう。

これはかなりのリスク管理スキルが求められる
高度なツールであることを理解してほしい。

すべての取引と結果の詳細を記録し、
進捗状況を把握しながらパフォーマンス統計を作成する。

初年度は戦略や取引手段を頻繁に変更し、
効いているものは残し、効かないものは捨てる。

この重要な情報をキュレートする
ことばかりに気をとられないようにしよう。

それよりも各アプローチの勝率、
必要に応じてエグジットが行われたか、
損切りは正しい位置に置かれていたかに集中しよう。

コストの管理も積極的に行う。

本当に高価なチャートプログラムが必要なのか、
安価なWebアプリケーションで事足りるのか?

ブローカーがあなたの市場アプローチに合っているか?

初心者トレーダーは、新しい”趣味”に適さない
ブローカーで何年も遊んでしまうことが多い。



とめ

1. 十分な資本を築くことができる
2. 堅実な取引計画を立てることができる
3. リスクベースの市場戦略における初めの要素を実行できる

以上が含まれる体系的なアプローチで
トレーダーとしての初年度を生き残ろう。

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