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トレードに真剣に向き合い、スキルとして確立するためにはどうしたらいいのか?を読者の皆さんと一緒に考えていくブログです。 ぼくのトレードひとり反省会もやってます。

優れた投資家は優れたビジネスマンであり、優れたビジネスマンは優れた投資家である。

カテゴリ: スモールビジネス

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どんなビジネスであれ立ち上げるのは楽ではないが、
自分のビジネスを立ち上げるとなるとさらにむずかしい。

自分のスモールビジネスをはじめる人は誰であれ、
精通し、賢明で、リスク対する高い耐性と強い信念を持つ必要がある。

それに加えて、
意欲的な起業家は成功するための
明確なステップに従うことが必要だ。。



1. リサーチする

スモールビジネスか大企業かにかかわらず、
はじめのステップはリサーチすることだ。

これはさまざまな業界について学び、
解決できる課題や悩みを特定することを指す。

たとえば、ファイナンス業界の経験があって自分のスモールビジネスを
はじめたい場合、まずは馴染みのない業界について学ぶ必要がある。

この結果、新しい視点がもたらされ、
業界内にいる人が気づかないような
課題を見つけることができる。

あらゆることをリサーチしてみよう。

次のビジネスアイデアがどこで産声をあげるかはわからない。



2. ビジネスプランを練る

課題が特定されたら、付加価値を生みだして
課題を解決するようなビジネスプランを作成しよう。

たとえば、ある人がファイナンス業界の経歴を持っている場合、
医療分野や製造業で課題が特定できる可能性がある。

患者が医師の予約をすることはきわめて困難であり、
業界内からの解決策はなかった。

新鮮なアプローチをとって、
この課題を解決するビジネスプランは、
予約プロセスを合理化するWebアプリケーションを作ることだ。

事業計画では、問題と提案する解決策について
具体的に説明する必要があります。



3. 顧客との対話

特定の業界で問題を明らかにし、
それを解決する可能性のあるビジネスプランを作ったら、
アイデアとビジネスプランを検証しよう。

これは受話器を手にとり、
問題に直面している潜在顧客に
電話をかけることでできる。

ヘルスケアの例では医者と患者の両方と話して、
予約アプリが両者にとって有益かどうかをたずねる。



4. アイデアを実行する

アイデアとビジネスプランが
業界内の顧客との対話によって検証されたら、
そのアイデアとビジネスプランを実行に移す。

ビジネスを計画フェーズから
実行フェーズへと移すときには、
多くの知覚リスクがあるため、
ほとんどのスモールビジネスのオーナーが尻込みしてしまう。

ただし前述の3ステップに従っている場合、
アイデアとビジネスプランがすでに潜在顧客によって
検証されているという事実から、
全体的なリスクは軽減されているはずだ。

つぎに、アイデアを裏付けるために対話した
同じ潜在顧客に実際に製品またはサービスを
販売しなくてはならない。

スモールビジネスオーナーの顧客が
資金提供できるようにするために、
何かを構築したり作成したりする前に
ビジネスアイデアを前宣伝することもできる。



5. 時間の経過とともに反復する

どんなビジネスにも普遍のもの、
それは変化だ。

すべてのステップに完全にしたがい、
すべてのアイデアを十分に検証しても、
物事は予定通りには進まない。

すべてのスモールビジネスオーナーは
このことを理解しておくことが大切だ。

ステップ5は、時間の経過とともに反復し軌道修正することだ。

合理化された医師の予約という市場機会は、
考えていたほど大きくないかもしれない。

ただし、ビジネスの創出プロセスを通して
さらなる洞察を得ることができ、
さらなる大きなビジネスチャンスのために
反復していくことができるだろう。

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ビジネスを始めることは多くの起業家にとって大きな成果ではあるが、
それを維持することはもっと大きな課題だ。

大小にかかわらず、あらゆるビジネスが直面する課題がそこにはある。

適切な人材の雇用、ブランドの確立などなど。。

しかし、そこにはスモールビジネスに特有のものがいくつかあり、
ほとんどの大企業もずっと昔にそこから脱皮している。

スモールビジネスにとっての5つの大きな課題を知っておくことは、
これから起業したい、もしくは起業したけれども
あまりうまくいっていない方にとって有益だろう。

ぼく自身がビジネスを開始した10年前に知りたかったことをまとめた。



1. クライアント依存

もし所得の半分以上が単独のクライアントからもたらされているなら、
あなたはビジネスオーナーというよりも独立した請負業者だ。

顧客のベースを多様化することはビジネスの成長にとって不可欠だが、
顧客が期日通りに支払わなかったり、満額支払わなかったりすると特に
難しくなる。

多くのスモールビジネスにとって、商品やサービスへの支払いを期日通り
にしっかりとしてくれるクライアントをもつことは天の恵みのようなものだ。

残念ながら、従業員などがいたとしても、大企業の下請け業者として
働いていると、長期的なハンディキャップにつながる。

この構造により、クライアントはいつ仕事がなくなるかわからない部分に
人件費を抱えるリスクを避けることができる。

こういったリスクはすべて大企業からあなたやあなたの従業員に
移転される。

主なクライアントがあなたの製品やサービスにたいして一貫したニーズが
ある場合には、この方法はうまくいく。

しかし一般的には、あるクライアントが支払いをやめたとき、
それを補うために多様な顧客ベースをもつことはよいことだ。



2. 金銭管理

請求書を支払うための十分なキャッシュをもつことは
どんなビジネスにとっても欠かせないものだが、それはすべての個人
にとっても同じことだ。

あなたのビジネスであろうと人生であろうと、
お互いに資本が流出する原因になってしまうかもしれない。

この問題を避けるには、スモールビジネスオーナーはたくさんの資本金を
積むか、緊急時の手元資金を増やすための余分な収入を稼がなければならない。

これが、創業者が雇われ仕事とビジネスの構築を同時に行う理由だ。

一点集中できないことはビジネスを成長させることをむずかしくする
かもしれないが、キャッシュが尽きればそれでゲームオーバーだ。

一方、ビジネスやそのオーナーにしっかりとキャッシュフローがあるときほど、
マネーマネジメントは重要になってくる。

会計や税金を処理することはほとんどのビジネスオーナーの守備範囲
かもしれないが、普通はプロに頼るのがよいアイデアだ。

従業員やクライアントが増えるほど帳簿の複雑さも増すので、
簿記についてアシストを得ることはビジネス拡大を助けてくれる。



3. 疲労

長時間労働や、絶え間なくつづくパフォーマンスへのプレッシャーは、
たとえもっとも情熱的な人間でもストレスはかなりのものになる。

多くのビジネスオーナーは、成功した人であっても、
従業員よりもずっと長い時間働いている。

自分が不在のときにビジネスが失速する恐れがあるため、
仕事から離れて充電することを避けがちだ。

この疲労というのはかなりのクセもので、完全に放棄してしまいたい
というような自暴自棄な欲求もふくめて、軽率でザツな意思決定に
つながってしまうことがある。

オーナーをすり減らしすぎることなくビジネスを盛り上げる”ペース”
というものをつかむことは、スモールビジネスの進化における早期の課題だ。



4. 創業者依存

もしあなたが車にひかれたとして、
翌日もあなたのビジネスは収入を生むだろうか?

創業者なしでは成り立たないビジネスは、
ゴーイングコンサーンになることはできない。

多くのビジネスが創業者依存で苦しんでおり、
この依存はビジネスの成長につれて創業者が
意思決定や経営責任から離れることが
できていない状態のときに引き起こされる。

この課題に対処するのは理論的には簡単だ。

ビジネスオーナーは、従業員やパートナーにたいして
より多くの決定権を与えればいいだけだ。

しかし現実には、これは創業者にとって大きな障害となる。

なぜなら通常は、作業にあたる人間が要領を得るまで、
作業のクオリティーを(少なくとも最初のうちは)妥協する必要があるからだ。



5. 質と成長のバランス

たとえビジネスが創業者依存に陥っていない場合でも、
成長からくる諸問題が利益を上回ってしまう時がくる。

ある時点では、サービスでも製品でも、規模を拡大するためには
ビジネスを犠牲にしなければならない。

これはすべての顧客リレーションシップを個人的に管理したり、
すべての製品品質を点検することができないということだ。

残念だが、エンゲージメントやディティールへのこだわりのレベルが、
ビジネスの成功の半分を担っているといっても過言ではない。

なので、多くのスモールビジネス経営者は、こういった習慣にしばられて
ビジネスの成長を損なってしまう。

手抜きの仕事と品質への異常なこだわりの間には大きな中間地点がある。

ブランドを傷つけることなく規模の拡大を許すという妥協に向けて、
ビジネスのプロセスを舵取りすることは、ビジネスオーナーの手腕次第となる。



前もって課題を考えずにスモールビジネスを始めることは、
ビジネスオーナーが犯してしまう最悪なことのひとつだ。

これらの課題を少しでも簡単にするための方法を見てきたが、
回避することはできないのが現実だ。

さらにいうと、人間がもつ競争性は人々がビジネスを始める理由のひとつになるが、
見てきたすべての課題はまた別の競争の機会を意味する。

つまり、差別化のチャンスでもあるということだ。

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フルタイムの仕事以外に収入を得ることは悪いことではない。

サイドビジネスを行う方法として、
自宅ベースのパートタイムビジネスを所有するというのはどうだろうか。

ぼくたち夫婦は「家族」という概念をポートフォリオとして捉え、
大小含めると10以上のビジネスを運営している。

さまざまな業種のスモールビジネスオーナーとして生きるようになってから、
幸福度が桁違いに上がった。

あなたの資産をブーストさせることが可能な、
ホームビジネスの7つの利点について見ていこう。



1. 余分な収入

ほとんどの人が自分のビジネスをもつ主な理由は、
余分な収入を蓄積するためだ。

よりたくさんのお金を稼ぐことは、より多くの財政的な保証を意味する。

たとえ暇な時間に得られた収入だとしても、
あなたの予算にはさらなる余裕ができることになる。

それは平凡な休暇がより良い休暇になることかもしれないし、
これまで一切取ることができなかった休暇を取ることができるということかもしれない。

いずれにせよ、在宅勤務のパートタイムビジネスオーナーは、好きな支出へ振り向けられる
余分な収入を得ることができる。



2. 楽しさ

ビジネスを運営することは楽しい。

楽しめないフルタイムの仕事をしているならなおさらだ。

何年も前、自分がみじめになるような仕事で働く友人がいた。

なんとか仕事を辞めるためのお金が、喉から手が出るほど必要だったので、
彼は週末に造園をし始めた。

彼は造園を愛し、とても上手になった。

結果として、その卓越した仕事のために紹介を受けつづけ、週末のアルバイトをした
最初の年で600万円以上を稼いだ。

この娯楽は8ケタのビジネスへと発展し、彼は最終的にフルタイムの仕事をやめた。

結論として、あなたは自分のビジネスを本当に楽しんでいるのかをしっかりと確認しよう。

情熱は、あなたを遠くへ行かせることができる。



3. 税制優遇措置

税金は、典型的な日本家庭の予算の中でも最大の費用のひとつだ。

多くの人が、税金を掘り下げ、実際にどれだけ多くの税金を支払っているかを知ると、
とても驚く。

所得税、市県民税、消費税。。。そのほかにも多くの税金がある。

税金を含む全体の経費を下げることに成功すれば、
休暇や退職金の積立などのより望ましい支出へお金を振り向けることができる。

年間5万〜10万円でも税金を減らすことができれば、その資本はキャリアの最後のほうに
退職後の貯金へ簡単に8ケタを追加することができる。

確定申告が不要なほとんどの人(おもにサラリーマン)にとって、抜け目のない税務担当者
をもってしても、多くの税制優遇や減税戦略はない。

これこそが、自宅ベースのビジネスが非常に価値ある点だ。

自宅でビジネスを運営すると、税控除可能な自宅オフィスの資格を得ることができる。

ビジネス運営中は、車、電話、コンピュータ、ビジネス関連の食事を経費計上できる。

利用できる税控除は豊富で多数ある。

自宅ビジネスの税制上の利点について税務当局に相談することは、とても大きな価値がある。



4. 長期的な富を築く

退職のための資金を蓄えるために努力している人々から頻出する不満は、
日本でも充実していくであろうISAやIRAの近似制度に積立制限があることだ。

これはたとえパートタイムだとしても、自宅ビジネスを所有するすばらしい理由になる。

自分のビジネスを所有し運営するときは、
独自の401kなど自身の退職プランを始めることができる。

自宅ビジネスを所有することにより、リタイア後の生活のために
より多くのお金を投資する強力な税制優遇措置を得ることができる。



5. のちに売却できる収益性の高い資産をもてる

成功し、収入を生み出す事業を立ち上げる時間、努力、コストを払ったあと、
リタイアやもうやる気がないからといって事業を終了してはいけない。

事業を売却し、大きなキャピタルゲインを得ることを検討しよう。

ビジネスアイデアはタダで手放してもいいかもしれないが、顧客と利益があるビジネスは
莫大な金額で売却することができる。

のちに500万円、1000万円、1億円、またはもっと多くの金額で
あなたのビジネスを売却することを想像してほしい。

ビジネスは日々売り買いされており、ある日それがあなたに起こるかもしれないのだ。



6. 多様化

投資を分散する必要があるように、富の構築も多様化するべきだ。

パートタイムビジネスは収入源の多様化に寄与する。

もし唯一の資金調達源が仕事であれば、仕事を失ったらどうなるのか?

会社が倒産したら?仕事や上司を嫌いだったら?

パートタイムビジネスを所有することは、あなたの仕事の状況に安全性を加えてくれる。

とくに、経済が悪化したり会社が不安定になったりする場合はそうだ。

パートタイムビジネスは富の構築を多様化する絶好の方法だ。



7. 経済を理解する

比較的小規模でシンプルな自宅ビジネスを暇な時間に行うだけであったとしても、
ビジネスを運営すると経済を学ぶことができる。

売上、利益、顧客サービス、市場調査、消費者行動、財務諸表、価格戦略などについて
学ぶことができる。

スモールビジネスは、大企業や経済が毎日、需要の多い民衆のための商品やサービスを
生産していることの縮図である。

より多くの人が経済の基礎を理解すればするほど、経済政策など国全体にとっての
より良い決断をできるようになる。


自宅ビジネスを始め、運営することは大きな仕事に思えるかもしれない。

しかし、あなたの情熱を傾けて適切に活用すれば、
財務上の利益は十分に価値あるものとなるだろう。

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多くの起業家にとってもっとも大変なことのひとつは、
収益化するためのキラーアイデアを見つけることだ。

だが幸運なことに、あなたはそれをする必要がない、
といわれたらどうだろう?

だれかが構築に時間をかけた、証明済みのビジネスモデルを買えばよい。
これがフランチャイズだ。

製品ラインを作ったり、価格を設定したり、
一貫性を維持するために必要な基準を定める必要がない。

あなたに必要なのは、十分な資金だけだ。



屋はありますか?

例外的に大きな資金がある場合、すぐに収益化できるのは旅宿の運営だ。

ホテルはフランチャイズ部門だが、フランチャイズレストランや
ドライクリーニング業者よりもはるかに大きな初期費用が必要だ。

コンフォートイン、クオリティーイン、エコノロッジや
ロードウェイインなどを展開するチョイスホテルズのような非ラグジュアリーブランドですら、
潜在的なフランチャイジーからの十分な流動性と純資産を必要とする。

上記のフランチャイズのいずれかを申請するだけで
払い戻しができない2,500ドル(約27万8,000円)の費用がかかる。
(冷やかし客の確実な排除)

総投資額は1,550万ドル(約17億2,600万円)にもおよぶ可能性がある。

ほとんどのフランチャイズオペレーションとは異なり、
顧客はすぐに施設を出ることはない。

彼らに一晩中とはいわずそれ以上滞在してほしければ、
標準的なコンビニのフランチャイズオーナーが顧客に対するよりも
はるかに勤勉でなければならない。

これのトレードオフは、ホテル経営は利益を上げるために
はるかに少ない顧客しか必要としないことだ。



ード・フォー・ソウル

あなたのグローバル自営業の夢が、チョコソースで溢れるスタンリーカップに関係するなら、
Golden Corralフランチャイズが最善の策だ。

全国的なビュッフェチェーンはフランチャイズを提供していない。

資格を得るには、純資産250万ドル(約2億7,800万円)で、
なおかつ流動資産50万ドル(約5500万円)が必要だ。

Golden Corralの扉を開くには、2億4,000万円〜7億3,000万円が必要で、
平均顧客単価は9.50ドル(1057円)だ。

Golden Corralより普及した競合はデニーズで、
世界中で2,100以上のレストランを運営している。

デニーズは比較的少ない4万ドル(約440万円)の手数料が必要ですが、
潜在的なフランチャイジーが少なくとも50万ドル(約5500万円)の流動資産と
100万ドル(約1億1100万円)の総資産を保有していることを求めている。

あなたが幸運にもデニーズの基準をすべて満たすなら、
初期投資額は1億円〜2億6,900万円を見込める。

レストラン、ガソリンスタンド、小売店、などなど、どれを買うべきか決めれないなら、
上記のすべてをひとつ屋根の下で所有できるコンビニエンスストアのフランチャイズもよい。

サークルKは見込みのフランチャイジーに対して流動資産10万ドル(約1113万円)、
純資産50万ドル(約5560万円)を要求し、業界リーダーであるARCO/ampmや
セブンイレブンとの競争力を保っている。



フランチャイズを所有することは、
ただ単に強力なブランドネームに加盟し、確立されたビジネスモデルにお金を投じれば
収入が得られます、というわけではないことは重要だ。

おなじみのチェーンレストランやホテル、小さなジムですら、
成功したければ多大な労力が求められる。

フランチャイジーによっては、フランチャイザーと
極端に不利な契約を結んでいるので注意が必要だ。

数字を算出してみて初めて、独立したり
誰か他の人のために働いたほうがよかったと気付くのだ。

多額のフランチャイズ手数料は、起業家の真の目的を失わせると考える向きもある。

結局のところ、チョイスホテルを買えるだけの余裕がすでにあるなら、
その人は働く必要がないほど裕福である可能性が高い。

しかしそうでない人にとっては、確立された成功モデルを購入する機会というのは、
まさに安全で収益性の高い投資という定義にピッタリだ。

あなたが後者であれば、
古い格言「お金を稼ぐためにはお金がかかる」をご存知だろう。

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取引の少ないスモールビジネスでは、Excelを会計ソフトウェアの代わりとして使用できる。

Excelには、総勘定元帳(GL)の作成と管理に必要なすべてのツールがあるが、
会計の基本への理解、細部への注意力が求められる。

会計ソフトへの投資にリソース的不安があったり、
準備が整っていないビジネスオーナーにとって
Excelは会計ソフト導入までの会計記録として適している。



Excelを総勘定元帳として使用する

シンプルな記録保持の設定としてはまず初めに、
取引日、取引内容の説明、請求書や小切手の参照番号の列を含める必要がある。

次の列には、年度内に使用される勘定科目が並ぶ。

あとで戻って変更するのは難しいため、勘定科目の選択は慎重に。

左から順に、最初の勘定科目は収入で始まり支出で終わる損益計算勘定にすべきだ。

次は資産勘定、負債勘定、最後にすべての資本勘定。

総勘定元帳では、会社のすべての取引を追跡できるよう複式簿記を採用しており、
ExcelをGLとして使用する前に、複式簿記の概念をしっかりと理解することが重要だ。



式簿記とは

これが新しい会社であれば、最初の取引は会社に投資される資本になるだろう。

一例として、タクヤという起業家が機械工場を開業すると決めたとしよう。

彼はビジネスを始めるために7,500万円の貯えがあり、
その資金でビジネス当座預金口座を開設。

複式簿記の考え方を利用して、タクヤはこの取引が会社の現金勘定(借方計上)を増やし、
株主資本勘定(貸方計上)を増やすことで相殺されることを知っている。

このExcelシステムでは、すべての借方計上は正の値として記入され、
すべての貸方計上は負の値で記入されなければならない。

この例では、タクヤは取引日とスプレッドシートの最初の行に
「設備投資」などの説明を入力する必要がある。

その後、スプレッドシートの現金勘定に7,500万円を入力、
株主資本勘定に-7,500万円を入力する。

数値を検証するために、タクヤはSUM関数を使って、
各行のすべての入力の合計がゼロになるようにする必要がある。

そこから、各取引の行を入力し続けていく。

彼が会社の現金で機器を購入した場合、機器勘定に借方、
現金勘定に貸方を示す取引を入力する。

顧客に機械加工サービスを販売する場合、
収入勘定への貸方、株主資本勘定への借方を記入する。



さいごに、各勘定列の合計をスプレッドシート下部で合計する必要がある。

すべての収入勘定を合計して現在の純利益を計算することができる。

必要に応じて、総資産、総負債、総資本など他の列を設定することもできる。

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