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一般的にトレードは、練習や準備、教育を受けることなく始められ、
一攫千金を狙えるものとみなされている。

現実にきょうも、たくさんのカモがネギを背負ってマーケットに新規参入してきている。

この異常さは、素人がなんのトレーニングも受けずに
メイウェザーとガチ試合をして勝とうとすることと同じだ、といえば伝わるだろうか。


ようするに、トレーダーとして稼ぐ、それも稼ぎ続けるためには
華やかさとは真逆の地味で大変な訓練を積まなければならない。




Ready, Fire, Aim(構え、打て、狙え)というビジネスへの
アプローチで有名な大富豪起業家のマイケル・マスターソンは、
以下に示す「計画的訓練」に従えば、達成できないものなどないといっている。



その訓練とは、

1 具体的な目標を設定しなければならない
2 テクニックそのものを成果として集中的に取り組まなければならない
3 専門家である指導者の指導を得なければならない


というものだ。




マスターソンがいっているのは普遍的に通用する考え方で、
1はよくいわれていることであるが、トレーダー的観点でみたときに
2と3を理解することの影響は計り知れない。



そこで、起業家であるマスターソンの示唆に富んだこの訓練を、
トレーダーの視点でくわしくみてみよう。




1 具体的な目標設定

「勝てるトレーダーになる」→
「これから6ヶ月以内に、月平均200pips取れるようになる」

「損小利大を心がける」→
「このロジックは必ずリスクリワードを◯:◯を守り、直近の意識ラインで反発がある場合は半玉手仕舞って残りは伸ばす」

など、大きすぎる目標を細切れにしてひとつひとつ達成していくことで実現する可能性がぐっと高まる。




2 テクニックそのものを成果として集中的に取り組む

この2こそが、トレーダーとしてなかなかブレイクできないひとが理解し、
ぜったいに習得すべき考え方だ。

これは表現が微妙で意味がわかりにくいかもしれないが、


なにかしらのスキルを練習するときは、
スキルを完ぺきに身につけたときに得られるリターンではなく、
そのスキル自体を正確に実行することに集中しなければならない
、ということである。



ここで、あなたがなぜトレードや投資をするのか?とじぶんに問いかけてみてほしい。

稼ぐために決まってるだろうという返事がかえってきそうだが、
それこそがいつまでもあなたのトレードの成績が安定しない理由かもしれない。


トレードは間違いなく「経済的な価値のあるスキル」だが、
それを身につけるため、正しく実行するための訓練はどれぐらい積んだだろうか?


いきなり稼ごうとしてトレードしているひとがほとんどではないだろうか?



かくいうぼくも、トレードを始めたころは思いっきり
ただお金を稼ぐためにトレードをしていた。

トレードというよりは、いま思えばただのギャンブルにほかならないわけだが、
当の本人はいっぱしのトレーダー気取りなわけである。


この考え方から脱却するには、スクラッチトレードと呼ばれる、一切利益を求めないトレードをするなどいろいろな訓練があるが、本題とそれるので今回は深追いはしない。




3 専門家である指導者の指導を得る

ここで注意しなければならないのは、
トレードのエキスパートであるだけでなく、
指導のエキスパートでもなければならないという点である。


ぼくは、プロトレーダーのすべてがあなたを上達させてくれるとは限らないことを経験的に知っている。


トレードのことをよく知っていてもどう説明していいかわからないひともいれば、
若いひとに教えるのは得意でも、中高年のひとに対しては忍耐力をもてないひともいるのだ。



何らかの分野や努力のなかで学習を加速させたいなら、必ず自分に適した先生を確保しなければならない。

と、マスターソンもいっている。



適切なメンターを確保することは、あなたの学習曲線を劇的に短縮することにつながり、
費やさなければいけない時間、労力、お金を大幅に節減できる。


そしてあなたが軌道を逸れるたびに「ちゃんとこっちへ戻ってこい」とばかりに正しい道に戻してくれる。
自分の現在地を常に把握できるよう、半ば強制してくれるのだ。

ぼくも独学期とメンタリングを受けた時期があるので痛感しているが、この価値は獲得してみて初めて気づくたぐいのものである。

「ああ、こういうことだったのか」と。


では、トレードを学ぶうえでどうやって適切な先生を選べばいいのか?


この点に関しては述べたとおり絶対的な正解はないが、さけるべきケースは存在する。


それは、「使えもしない相対業者」への口座開設アフィリエイト活動をしている「自称トレーダー」だろう。


ここに関してはとてもここでは書ききれないので、
また記事にしたいと思うが、どうしても気になる方はメッセージいただければお答えします。