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一般的に日本人は投資が下手だと考えられている。

そしてそれはあながち間違いではなく、今日の日本人の大半は投資が下手である。


実際に下手でありながら自分でも

「わたしは投資のことなどわからないし、下手だ」

と思い込んでいるわけだから、これは自分で自分を刃物で切りつけているようなものだ。



しかしながら、実はわたしたちの根底では、
とんでもなく優秀な「投資の血」が流れているとしたら、どうだろうか?


少しは前向きになれるのではないだろうか?


今日はそんな話をしていこう。




界最古の先物市場

時は1730年、江戸時代の日本には「堂島米会所」という
世界でもっとも古い米の商品取引所が存在した。

アメリカでもっとも長い歴史をもつシカゴ証券取引所(CHX)が
1882年に開設されたことを考えると、じつに150年も先駆けていたことになる。


さらに、井原西鶴は「日本永代蔵」のなかで、
当時大阪に出回っていた米の現物は200万石であるのに対し、
たった2時間で120万石の取引があったと記している。


これはいったいどういうことだろうか?


そう、現実にはない米が売買されていたということである。

これはまさに現代でいうところの先物取引(Futures Trading)だ。


現代でいうところのトレーダーが
「一手に千両の花が咲く」といわれるほど儲けに儲け、活況を呈していた。


この史実が示すとおり、日本人は世界で初めての投資のシステムを
開発、構築し、うまく運用していたのだ。



今では世界中で使われているローソク足チャートも

ローソク足チャート

日本人が開発し、この時から使われていたのだ。



昔から大の投資好きでしかもかなり上手だったのである。

これを読んだときの戦慄はいまでも覚えている。




ロパガンダという洗脳

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(出典:奈良県立図書情報館





その後、日本が戦争の時代へ突入していく際に
当時の政府によるプロパガンダが展開されていくことになる。




まさに「投資から貯蓄へ」である。




今日の金融庁が「貯蓄から投資へ」と謳っているのとは
比較にならないほどのインパクトである。



戦争に負けることはそれ即ち生死に関わる問題である。

ここから日本国民はまさしく命がけで貯蓄にかじを切ることになった。



政府が国民に貯蓄をさせたのはもちろん戦争をするためであり、
国民のお金がことごとく戦費へ費やされることになる。




戦という追い討ち

文字通り国民の全財産を投じたにもかかわらず、日本は戦争に負けた。

無一文の日本はハイパーインフレを経験し、完全な破綻状態となってしまった。



ここで、早く国を建て直したい政府はまたしても同じ手法を使うことになる。

そう、国民に貯金をさせたのである。




「投資から貯蓄へ」と総動員でかじを切ってから実に80年もの歳月が流れ、

「お金は銀行に預けるもの」という思考に身も心も染まってしまったのである。




れにとって都合がいいのかを考えよ

せっせと貯蓄に励んでくれるのは現在でも国にとっては都合がいいことである。


あなたが金融機関に預けたお金はジャブジャブと国債に流れ、
愚かとしかいいようがない政策にも平気でお金が使えるわけだ。



金融庁の「貯蓄から投資へ」という呼びかけに本腰が入らないのも、


「バカで無知な国民に無思考に貯金をさせ、それを役人が好きに使う」


という図式を崩したくないという本音があるからだ。



ここで、国や政府を批判していても仕方がない。

税金が重い、生活費が足りない、インフレが苦しいと嘆いているばかりでもだめだ。

誰もあなたを助けてはくれない。



ぼくは、マーケットがあって本当によかったと思う。

マーケットは理不尽ばかりの世の中で数少ない、自分でなんとかできるところなのだ。

他人任せではなく、自分で裁量をふるえるところである。



あなたは、日本人は、決して投資が下手なのではない。

思い込みというある意味最強の敵が己のなかに潜んでいるだけなのだ。