Think Trade, Think Life.

トレードに真剣に向き合い、スキルとして確立するためにはどうしたらいいのか?を読者の皆さんと一緒に考えていくブログです。 ぼくのトレードひとり反省会もやってます。

優れた投資家は優れたビジネスマンであり、優れたビジネスマンは優れた投資家である。

2018年10月

Held-Back




念は、人生の成果を形づくる

金持ちは強欲だ、

金儲けは人からお金をとる(奪う)ことだ、

というようなお金にまつわるマイナスな信念をもつことは、
お金持ちになることから遠ざかる確実な方法だ。


多くの人が、今の自分のままお金持ちになろうとする。


どうして、あなたが文句があったり
見下している対象になることができるのだろう?

なれるわけがない。


お金持ちになるためのステップ1は、
お金や富にまつわるマイナスの信念をしっかりと認識し、
それをプラスの信念に変える
ことだ。

信念は信念であり、法律やルールなどのように
あなたが従わなければならないものではない、
ということを理解することは重要だ。


あなたはいつでも信念を変えられるのだ。


今回の記事では、2つのまったく異なる信念を対比させよう。


恐怖に基づく信念と、富裕層の信念だ。


あなたの成功や経済的自由を支える正しい信念をもつことは、
人生における願望を達成するのに欠かせない。

しかし多くの人がお金、富、成功について
恐怖に基づいた信念をもっている。

それらは両親、友達、教師、メディア、ウェブなど
影響力のあるものを模倣することによって作られてしまう。

良い知らせは、信念というものは良いものであれ悪いものであれ、
ただの信念だということだ。

これはあなたが変えたければ変えられることを意味する。

もし信念があなたを支えるものでなければ、
とにかく良いものと変えてしまおう。

成功した人生へまっしぐらに進むことから
あなたを尻込みさせている恐怖に基づいた信念を
特定できたら、富裕層の信念にとりかえることを選択しよう。



恐怖に基づいた信念 vs. 富裕層の信念



1. お金のためにたくさん働かなければいけない

 自分のしていることを愛しており、だれかの問題を解決することで大きな利益をあげられる

2. お金は限られたリソースだ

 みんなが稼げるだけのお金は十分にある

3. 私が裕福になれるかどうかはコントロールすることができない

 私は人生を創ることができ、自分の望むようになるよう行動を取り続ける

4. ビジネスをはじめるにはたくさんのお金が必要だ

 ビジネスをはじめることは私に無限の収入をもたらす

5. お金で幸せは買えない

 お金は人生の質を上げることをする自由を与えてくれる

6. より多くのお金は、より多くの問題につながる

 より多くのお金は、人生のあらゆる局面で取れる選択肢を増やしてくれる

7. お金は諸悪の根源だ

 お金は自分や他者によいことをするためのリソースだ

8. 宵越しの金は持たない

 私はしっかりと自分のお金を管理する、そうすればもっと多くのお金が入ってくる

9. 稼ぐことと好きなこと、両方を行うことはできない

 稼ぐことと情熱の追求の二者択一はしない。私はどちらもできる。

10. こんなにも多くの貧しい人がいるのに、お金持ちになることは正しくない

   貧乏でいるよりも、お金持ちのほうが他者にもっと貢献できる


widemoat




ぼくはバフェットの投資戦略に関する研究に
没頭していた時期がある。

ウォーレン・バフェットの投資における不可欠な要素は、
「堀(wide moat)」というものに注目することだ。

建築用語における堀は、城や町を水で囲むことで
侵略者からの防御障壁として機能する溝のことだ。

ビジネスにおいては、堀は競争優位性を意味する。

堀のあるビジネスを特定することは、バフェットの戦略の中核をなし、
彼からの経営者へのアドバイスは、堀をより深く広げるための取り組みに集中することだ。

しかしながら、すべての堀が同じに見えるわけではなく、
堀がどれだけ長持ちするかを検証することは困難だ。

競争優位性は次の幅広い分野に分類できる:
規模(スケールメリット)、ブランド、
規制上の優位性、商標や特許といった知的財産、だ。


アルファベットの子会社グーグル(NASDQ:GOOGL)は、
インターネットソフトウェアおよびサービス業界の中で
もっとも支配的で収益性の高い企業の1つとなった。

グーグルにはさまざまなビジネスベンチャーがあるが、
主に2つの主要な広告事業から収益を得ている。

つまり、インターネット検索とターゲティング広告だ。

バフェットと彼の投資パートナーであるバークシャー・ハサウェイ
(NYSE:BRK.A)副会長チャーリー・マンガーが考える堀における、
グーグルの堀の強さや深さについて考えてみよう。

これらの分野を通じてグーグルの優位性の源を研究することで、
同社の支配力の持続可能性について優れた洞察を得ることができる。



模の優位性

規模から発生する競争優位性はふつう、
大規模なレストランや小売チェーンの購買力など、
供給側の利点のことをいう。

需要側でスケールのメリットがあるすると、
一般的にそのメリットは「ネットワーク効果」と呼ばれる。

この点におけるグーグルの優位性はとても大きくサステナブルだ。

サービスがより多くの新規ユーザーを加えていき、
サービスがそのすべてのユーザーにとって価値があるとき、
ネットワーク効果は機能する。

結果はしばしば、グーグルの検索ビジネスのように
業界での勝者総取りのようになりうる。

検索サービスはユーザーによる検索回数が増え、
ウェブサイトがグーグルの検索結果に最適化することで
向上していく。

スケールは、ユーザーの興味に基づいて関連する広告を
配信する広告ネットワークでも機能している。

グーグルが検索を通じてユーザーを知るほど、
ターゲットの設定能力は向上する。

これらはライバルたちが克服するには
とてもむずかしい大きな優位性だ。

インターネット検索におけるグーグルの市場シェアは64%だ。

グーグル市場の3分の2を支配している限り、その堀は深く、広い。

同社のターゲティング広告のリーチはさらに大きく、
米国内の全インターネットユーザーの92%にのぼっている。



ーグルのブランド

グーグルのブランドは確固たるものだ。

会社名そのものが、インターネット検索をするための
一般的に受け入れられている動詞となっている。

しかし、ブランドによって競争優位性があるかどうかは、
消費者がどのサービスを使うかを選ぶうえで、
そのブランドがどのくらい重要なのかによって左右される。

このような観点でいくと、グーグルのブランドが堀に大きく
貢献することは考えにくい。

ユーザーは、結果の精度と信頼性のためにグーグル検索を好む。

ほかのプレイヤーがグーグルのネットワークの優位性を克服し、
より速く正確な結果を提供したら、ユーザーはおそらく移行するだろう。

検索、広告、Android、マップやGmailなどの
グーグルのほかのソフトウェア事業には、
強力なブランド認識と忠誠があり、
どちらも会社の堀に貢献している。

しかしこれらの貢献の耐久性はさほど強くないといえる。



制による競争優位性

規制によって得られた競争上の優位性はふつう、
競合他社の攻撃を阻止する政府の活動に由来するものだ。

グーグルのケースでいえば、検索とAndroid OSにおける
同社の市場シェアはとても大きく、規制はその強力な収益性を維持する
会社の能力にとって潜在的な脅威になる。

米国やとくに欧州の規制当局は、反競争的な行為について
グーグルの事業活動を監視している。

しかし規制当局が実際に不当な独占に近いと宣言していることが、
グーグルの堀の強さをなにより証明しているといえるのかもしれない。



的財産権

グーグルの堀に貢献する知的財産は、評価することが難しい。

知的財産から得られるメリットは、多くの場合、
医薬品製剤などの特許取得済みの技術を意味する。

グーグルはたくさんの特許をもっているが、
これらの特許が必ずしも競合他社を寄せつけないというわけではない。

さらにグーグルは研究開発(R&D)に多額の投資を行い、
エリートエンジニアを雇い、その知的能力を
挑戦的な課題に注ぎ込んでいる。

最高の人材を雇う能力は競争優位性ではあるが、
それは知的財産ではなくグーグルの規模による産物だ。

結局のところ、グーグルのコアは検索アルゴリズムであり、
検索の環境における変化に応じて頻繁に調整されている。

このアルゴリズムや、もっとも速く広範囲な検索を提供できる能力は、
グーグルが現在謳歌している規模の利点に根ざしている。

必ずしも特許や商標によって保護されているわけではないが、
グーグルの製品の基盤となる蓄積された知識や
コンピュータコードは複製がむずかしいため、
同社の堀の一部とみなされなければならない。



経済的な堀における耐久性を評価するときの
バフェットとマンガーの重要なテストは、
資金潤沢な競合他社がそのビジネスを再現できるかどうかということだ。

この基準によって、グーグルの堀は広く深くなっている。

潤沢な資金のある競合他社は、グーグルの城を襲うことに成功していない。

とくに検索ビジネスにおいてはそうだ。

同社のもっとも大きな脅威は、インターネットユーザーの行動に
大きな変化がおこった時にもたらされるだろう。

たとえば、ソーシャル・ネットワークがもっと一般的になり、
インターネット検索の有意性を抑えるようなことがあれば、
同社の実力が試されることになるだろう。

グーグルは機敏でいつづけ、その優位性を維持し拡大するために
環境の変化に備えなければならないだろう。

photo_1285540367_8542


前回の記事の続きです。


4. 英国ポンド(GBP)

英国ポンドは、スターリング・ポンドやケーブルとしても知られ、
外国為替市場で4番目に多く取引されている通貨だ。

また、ほかのグローバル通貨と比べた相対価値により、
大きな準備通貨としても機能している。

英国は少なくとも、2019年3月に予定されている脱退までは
欧州連合(EU)の正式加盟国だ。

だがポンドにおける歴史的な誇りと、国内金利のコントロールを
維持するためといった理由でユーロを公式通貨として採用しなかった。

こういった理由から、GBPは英国でのみ見ることができる。

FXトレーダーは、英国経済の全体的な強さと政府の政治的安定を
価値の基準として用いている。

ほかの通貨と比べて高価値なため、GBPは多くの国にとって
重要な通貨ベンチマークであり、為替相場におけるとても
流動的な構成要素としても機能している。



5. カナダドル(CAD)

ルーニー(loonie)としても知られているカナダドルは、
原油や貴金属、鉱物などのコモディティー市場と歩調を
合わせる世界一のコモディティー通貨だ。

カナダはそのようなコモディティーの輸出がとても多いので、
CADはとくに原油の原価格の変動でとても変動が大きくなる。

トレーダーはしばしば、これらのコモディティーの変動で
投機するためにCADを取引したり、それらの対象契約を
ヘッジしたりする。

さらに、米国という世界最大の消費者基盤に隣接しており、
カナダ経済やカナダドルは、米国経済の強さや米ドルの動き
とも大きく相関している。



6. スイスフラン(CHF)

リストの最後はスイスフランだ。

スイスフランは、まさにスイスのように多くの人が
『中立な』通貨とみなしている。

より正確にいえば、スイスフランは主に外国為替市場における
安全な避難先としてみなされている。

これは米国債とともに、カナダドルやオーストラリアドルなどの
変動の大きいコモディティー通貨とマイナスの相関関係にあるためだ。

スイス国立銀行は外国為替市場でかなり活発なことが知られており、
ボラティリティを縮小し金利を維持するために、
フランは比較的せまい範囲で取引されている。



ここまで見てきたようにすべての通貨は、外国為替市場における
ほかの通貨と比べて、その基礎価値および価格変動に影響を与える
特定の機能を備えている。

なにが通貨を動かすかや、なぜ動いたのかを理解することは、
外国為替市場における成功者になるための重要なステップだ。

usd




外国為替市場は、世界最大かつもっとも流動的なマーケットであり、
毎日数兆ドルが数百万の当事者たちによって取引されている。

FXをスタートするはじめのステップとして、
よく取引される通貨とその普及した用途を、
しっかりと知ることが大切だ。

この記事では、すべての投資家が知っておくべき
6つのポピュラーな通貨と、それぞれの特性をみていこう。



1. 米ドル(USD)

まず第一に、地球という惑星でもっとも
取引されている米ドルについて。

USDはすべての主要通貨とペアになっており、
三角通貨取引の媒介役も果たす。

これらはすべてUSDが世界中のほぼすべての、
中央銀行および機関投資家が保有する
非公式の国際準備通貨として機能するためだ。

さらに、USDは国際的に受け入れられているので、
一部の国ではドル化と呼ばれる現地通貨の代わりの
公式通貨として使用されている。

そのほかでは、公式の現地通貨も維持しながら、
非公式の代替支払い形態としてドルを受け入れている国もある。

ドルは他の通貨の為替相場においても重要な要素であり、
自国・地域の通貨と米ドルの為替レートを固定するための
ベンチマークや目標としても機能している。

たとえば中国は長いあいだ、多くのエコノミストや中央銀行の反対にも
かかわらず、人民元をドルにペッグしていた。

こういった国々は自由市場に相対的価値を変動させることを許すよりも、
為替レートの安定のためにドルのレートにペッグする。

FXの初心者が知るべきドルのもうひとつの特徴として、
原油や貴金属などほとんどのコモディティーの標準通貨であることだ。

つまり、これらのコモディティー価格は基本的な経済原則である
需要と供給だけでなく、ドルの価値に直接影響するインフレや
米国の金利にとても敏感だ。



2. ユーロ(EUR)

国際舞台では比較的新しいが、ユーロは米ドルにつづいて
世界で2番目に取引されている通貨であり、
世界第2位の準備通貨だ。

EU圏内のほとんどの国の公式通貨であるEURは、
1999年1月1日に世界市場に導入され、3年後に紙幣と硬貨が
流通した。

EU圏のほとんどの国の公式通貨であることに加え、
ヨーロッパとアフリカの多くの国が自国通貨をユーロにペッグしている。

これは為替レートを安定させるためで、米ドルの場合と理由は同じだ。

EURは広く使用され信頼されている通貨なので、
外国為替市場で広く普及しており、取引する通貨ペアに
流動性をもたらしている。

EURは欧州連合とその加盟国の健全性をになうものとして、
ぼくたちのような投機家に取引されている。

EU圏内の政治的イベントはしばしば、EURの大きな出来高につながる。

とくにEURが始まったときに金利が劇的に低下した、
イタリア、ギリシャ、スペイン、ポルトガルなどと関係があるときだ。

EURは外国為替市場においてもっとも『政治色の強い』通貨といえる。



3. 日本円(JPY)

日本円は、アジアの中でもっとも取引されている通貨であり、
日本の製造業・輸出経済に内在する強さを代弁していると見なされている。

いくつかの点では、日本経済が進めば、円も進むといった構図だ。

多くは円を使って汎太平洋地域の健全性を評価している。

韓国、シンガポール、タイなどの経済がここに含まれ、
これらは世界の為替市場ではほとんど取引されていない。

JPYはまた、2つの通貨間の金利差から利益を得ようとするキャリートレード
における役割がよく知られている。

日本は基本的に20年以上にわたってゼロ金利政策を行っており、
トレーダーは無条件で円を借り、ほかのより高金利の通貨に投資した。

このプロセスで金利差をポケットに入れるのだ。

キャリートレードが国際舞台における円の存在感を高めるにつれ、
継続的な円の借り入れが起こり、円の価値を評価することをむずかしくしてしまった。

とはいえ、円はいまだほかの通貨と同じく国際金利との関係といった
ファンダメンタルズで取引されている。

なかでもドルやユーロは円の価値の大きな決定要因だ。



※長くなったので、つづきのGBP、CAD、CHFは明日執筆します。

↑このページのトップヘ