2008年の経済崩壊における金融業界の瀕死の経験以来、
銀行手数料は急増している。
だからこそ、グローバルプレイヤーを目指す個人や
スモールビジネスオーナーは当座預金口座や貯蓄口座における
「もっとも高くつく4つの間違い」
を避けることが重要だ。
1. 当座繰越手数料(Overdraft Fees)
ほとんどの銀行で使い過ぎ防護(overdraft protection)を契約し、
当座預金口座がゼロ以下でも取引を完了することができる。
しかし、このサービス料金は高く、2017年のMoebsによる調査では
繰越手数料は平均して30ドル(約3300円)になるとしている。
残高がゼロに近い状態で、予期せぬ請求や
デビットカードでの支払いがあったときにこの間違いは発生する。
繰越手数料はマイナスの残高として記載され、
次の新しい取引も追加の繰越手数料で実行されてしまうのだ。
たとえば、あなたは当座預金口座に100ドルあると思っていて、
毎月の車の支払いが自動的に引き落とされることを忘れているとする。
支払いは実行されるが、30ドルの手数料がかかる。
口座はマイナスになり、残高がゼロ以上になるように資金を追加するまで、
次の取引で30ドルの手数料が発生する。
この危険な状況でもっとも簡単な解決策は、
口座残高が少ないときに知らせてくれるメールやテキストアラートに登録することだ。
2. 最低残高を維持していない
多くの銀行は、口座にいつも一定の金額を保管しておくと、
毎月のメンテナンスやその他の手数料を削減または廃止する。
この手数料の払い戻しは、普通預金口座に発生した利息よりも重要であり、
当座預金口座の最低額を保つことも価値がある。
近年、手数料を避けるために必要な当座預金残高は
1500ドル(約167,500円)に上昇したが、最新の要件については銀行に確認を。
3. 先日付小切手(Post-Dated Check)を書く
個人的な小切手は、誰かに支払うという約束以上のものではなく、
実際に銀行で提示され、口座からお金が引き出されるまでは
実際の支払いを意味するものではない。
将来の日付に小切手を発行することは、
受取人がその日まで待って小切手を銀行に提示することを意味する。
しかし、銀行は優位な立場にあり、日付にかかわらず、
提示された場合に法律上小切手を認めることができる。
受取人があなたが信頼する人でない場合は、銀行残高の混乱を避けるために
資金を開放する準備ができている日まで、小切手を保持するほうが安全だ。
4. 他の銀行のATMの使用
ほとんどの銀行は、顧客でないユーザーが
ATMマシンにアクセスしたときに料金を請求する。
また、顧客が別の銀行のATMマシンを使用しているときに
料金を請求するものもある。
これらの手数料も上昇しており、ネットワーク内の平均ATMコストは
2017年のBankrate調査によると4.69ドル(約520円)に上昇している。
こういった手数料を避けるもっとも簡単な方法は、他の銀行のATMへ自発的に向かうのはやめ、
引き出しを行うのに可能なかぎり自分の銀行を使用することだ。
また、一部の銀行は他の機関の取引手数料を払い戻している。
各行の当座預金口座を精査するときは、こういった貴重な機能も探してみよう。
これまで以上に、出や入に関する銀行手数料や、
可能なかぎり少ない手数料を払うためのステップを学ぶことは重要だ。
具体的なはじめの一歩は、銀行の現行の方針を確認し、より低い料金の口座を探すことだ。