Think Trade, Think Life.

トレードに真剣に向き合い、スキルとして確立するためにはどうしたらいいのか?を読者の皆さんと一緒に考えていくブログです。 ぼくのトレードひとり反省会もやってます。

優れた投資家は優れたビジネスマンであり、優れたビジネスマンは優れた投資家である。

2018年03月

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一般的にトレードは、練習や準備、教育を受けることなく始められ、
一攫千金を狙えるものとみなされている。

現実にきょうも、たくさんのカモがネギを背負ってマーケットに新規参入してきている。

この異常さは、素人がなんのトレーニングも受けずに
メイウェザーとガチ試合をして勝とうとすることと同じだ、といえば伝わるだろうか。


ようするに、トレーダーとして稼ぐ、それも稼ぎ続けるためには
華やかさとは真逆の地味で大変な訓練を積まなければならない。




Ready, Fire, Aim(構え、打て、狙え)というビジネスへの
アプローチで有名な大富豪起業家のマイケル・マスターソンは、
以下に示す「計画的訓練」に従えば、達成できないものなどないといっている。



その訓練とは、

1 具体的な目標を設定しなければならない
2 テクニックそのものを成果として集中的に取り組まなければならない
3 専門家である指導者の指導を得なければならない


というものだ。




マスターソンがいっているのは普遍的に通用する考え方で、
1はよくいわれていることであるが、トレーダー的観点でみたときに
2と3を理解することの影響は計り知れない。



そこで、起業家であるマスターソンの示唆に富んだこの訓練を、
トレーダーの視点でくわしくみてみよう。




1 具体的な目標設定

「勝てるトレーダーになる」→
「これから6ヶ月以内に、月平均200pips取れるようになる」

「損小利大を心がける」→
「このロジックは必ずリスクリワードを◯:◯を守り、直近の意識ラインで反発がある場合は半玉手仕舞って残りは伸ばす」

など、大きすぎる目標を細切れにしてひとつひとつ達成していくことで実現する可能性がぐっと高まる。




2 テクニックそのものを成果として集中的に取り組む

この2こそが、トレーダーとしてなかなかブレイクできないひとが理解し、
ぜったいに習得すべき考え方だ。

これは表現が微妙で意味がわかりにくいかもしれないが、


なにかしらのスキルを練習するときは、
スキルを完ぺきに身につけたときに得られるリターンではなく、
そのスキル自体を正確に実行することに集中しなければならない
、ということである。



ここで、あなたがなぜトレードや投資をするのか?とじぶんに問いかけてみてほしい。

稼ぐために決まってるだろうという返事がかえってきそうだが、
それこそがいつまでもあなたのトレードの成績が安定しない理由かもしれない。


トレードは間違いなく「経済的な価値のあるスキル」だが、
それを身につけるため、正しく実行するための訓練はどれぐらい積んだだろうか?


いきなり稼ごうとしてトレードしているひとがほとんどではないだろうか?



かくいうぼくも、トレードを始めたころは思いっきり
ただお金を稼ぐためにトレードをしていた。

トレードというよりは、いま思えばただのギャンブルにほかならないわけだが、
当の本人はいっぱしのトレーダー気取りなわけである。


この考え方から脱却するには、スクラッチトレードと呼ばれる、一切利益を求めないトレードをするなどいろいろな訓練があるが、本題とそれるので今回は深追いはしない。




3 専門家である指導者の指導を得る

ここで注意しなければならないのは、
トレードのエキスパートであるだけでなく、
指導のエキスパートでもなければならないという点である。


ぼくは、プロトレーダーのすべてがあなたを上達させてくれるとは限らないことを経験的に知っている。


トレードのことをよく知っていてもどう説明していいかわからないひともいれば、
若いひとに教えるのは得意でも、中高年のひとに対しては忍耐力をもてないひともいるのだ。



何らかの分野や努力のなかで学習を加速させたいなら、必ず自分に適した先生を確保しなければならない。

と、マスターソンもいっている。



適切なメンターを確保することは、あなたの学習曲線を劇的に短縮することにつながり、
費やさなければいけない時間、労力、お金を大幅に節減できる。


そしてあなたが軌道を逸れるたびに「ちゃんとこっちへ戻ってこい」とばかりに正しい道に戻してくれる。
自分の現在地を常に把握できるよう、半ば強制してくれるのだ。

ぼくも独学期とメンタリングを受けた時期があるので痛感しているが、この価値は獲得してみて初めて気づくたぐいのものである。

「ああ、こういうことだったのか」と。


では、トレードを学ぶうえでどうやって適切な先生を選べばいいのか?


この点に関しては述べたとおり絶対的な正解はないが、さけるべきケースは存在する。


それは、「使えもしない相対業者」への口座開設アフィリエイト活動をしている「自称トレーダー」だろう。


ここに関してはとてもここでは書ききれないので、
また記事にしたいと思うが、どうしても気になる方はメッセージいただければお答えします。



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この画像に資本主義の本質がすべて表されている。

人類史上もっとも洗練された奴隷制度において、



借金は、債務者が債権者に負う債務のことだ。

借金は、債権者が金額換算できる資産を債務者に貸すことに同意した時点で成立する。

借金は、返済額に利子をくわえた金額で承認される。




基本的には、ぼくたちは誰しも借金が危険なことだと知っている。

しかしながら、同時に日常生活においてそれを必要なものだと考えているひとも多くいる。



借金をして家を買い、車を買い、学校へ通い、家電や娯楽品、旅行を買う。

いまの日本には、借金をして衣服や食料品、家具などの基本的なものを買うひとも増えている。




借金が危ないということを理解するために経済学の学位は必要ないし、

収入よりも支出が多ければ、ゆくゆくは破産するということを知るために公認会計士になる必要もない。






借金ははたして「必要」なものか? 答えはNOだ。


世の中には”よい借金”と”わるい借金”があるが、
どんな場合でも借金は危険であることに変わりはない。




どうやらこれを理解していないのが、国(政府)だ。

いや、理解していたとしても、けっして事実とは認めないだろう。


その理由はとても簡単で、

政治家たちは、「約束をする」ことで地位と権力、富を得ているからである。




賃金を上げます!

社会保障を充実させます!

助成金を出します!

戦争します!

と約束し、選出されれば、それらの公約を果たす場合もときにはある。

そして公約の実現には、多額の費用が必要だ。



ぼくたちの政府は借金に借金を重ね、
その債務残高は1200兆円を超え、日本を世界一の債務国にしてしまった。

日本の国債はすでに格下げされており、
財政の支出規模を縮小させなければ、また同じようなことが起こるだろう。



だが、支出を減らすには、たくさんの政府関係者を解雇しなければならない。

当然だが、彼らは誰ひとりとして失職を望んでいない。


つまり、彼らがこれまでの流儀を変えることに同意する可能性は極めて低いのだ。


そうする代わりに、大部分はさらなる借金やインフレによって借金を返していくことになる。






この構造的な問題、状況はぼくやあなた、すべてのひとに影響をおよぼす。


一番影響を受けるのは、超富裕層や富裕層などの上流階級のグループだ。

より多くの税金を支払い、保有資産の価値の引き下げを受けるという形で債務を返済する。


準富裕層やアッパーマス層も同様に借金を返済する。

労働者階級や貧しい人たちも同様だ。

貧しいというのは、部分的もしくは全面的に政府の援助で生活しているひとたちのことだ。

この層はほとんど税金を払う必要はないが、援助が削減され、買うものすべての負担がふえることになる。



全国規模では、残念ながらこのような状況を回避する方法はない。

ぼくやあなたができることは、増税、インフレ、世界経済における不確実性の増大から自らを守っていくことだけである。


いま、あなたは流れ込む収入の増加に真剣に取り組むことで、現実的な対策を講じることができる。


その最初のステップは、あなたの現在の経済状況がどうであれ、

そこに対して唯一かつ全面的に責任があるのはあなた自身であることを、

問題の先送りをせずに受け入れることである。



本当に受け入れるのが早ければ早いほど、問題を早く克服できるだろう。

それも、思ったよりも簡単に。



逆に、あなたのその状況について、ほかの誰かに対して憎悪や憎しみを抱いていれば、

5年後、10年後も同じ状況である可能性は極めて高い。


ぼく自身の経験からも、世界はそのようにできていると確信している。


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さて、昨日はいい感じで回帰関連が忙しかったですね〜!

ロンドンオープン辺りから鉄板の動きでした(・∀・)


利確できたものは特に振り返る点もないほどキレイなチャートだったから、

今日はあえて狩られたものを振り返ってみよう( ̄ー ̄)



ドル円 1H足 環境認識

05

う〜ん。やっときたって感じやね。笑

3波目(5波目)最後の伸び切りをいただく場面。好きなとこ。

直近のレジ意識ラインこえて、いわゆる「抜けてくるポイント」ってやつ。

BBもバッチリだし、転換ポイントで早めに打ってる感じ。



4H足 環境認識

40


完ぺきな状況ではないけど、特に否定もないって感じ。

この環境なら打てるね。

カップ&ハンドルのハンドル作り終わったとこでもある点にも注目!



執行足 1M

25


ぼくのクセ、ちょっと突っ込み気味のロング。

ここの反省点としては、直近の秩序をふまえてもうワンテンポ待つべきだった。

この後30pips以上取れたことを考えると、方向性は正しかったがタイミングでアンラッキーだった感じ。


このパターン多いんだよな。笑


てことで、昨日のような地合いはいかなアカンやつです(`・ω・´)

頑張っていきましょう!




本日のコンサル動画の一部です(`・ω・´)

ブレイクアウト手法における、利食い位置の想定を、
結果論ではなくリアルタイムでどう考えていけばいいのかを話しています。


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50


前回の環境認識における打ちたい通貨ペアは

USD/CHF、ドルスイ。

75EMAと200EMAの配列、波形的にも回帰の形でてるし、あとはBBやら執行足やら諸々条件揃えば打ちたいかなーってとこ。



環境認識はマジで大切なので、改めて記事にします!


Consistency-The-Key-to-Success





トレードで収益をあげるために必要なことはいろいろあるが、その中でも


一貫性


というのはとても大切だ。




”絶対”というものがないマーケットで一貫性をもたないということは


海のうえをプカプカと浮かびながら目的地をめざすようなもので、成功は覚束ない。



海は波を打ち続けていて、穏やかなときもあれば大荒れのときもあり、

二度と同じ波が出現しないというあたりがマーケットと似ていると思うが、

やはり目的地に到達するには行動の指針が必要だ。




それがトレードにおける一貫性である。




ぼくは初心者のころ、この一貫性について言葉の意味は理解できても、

行動に落とし込めていなかった(正確には落とし込み方がわからなかった)ので、

今日の話は中上級者向けとなる。





世の中には



頭では理解できているんだけど。。。



という人がたくさんいるが、それは本当に自分のものにできていないことの証左に他ならないわけだ。






  1. 私は自分の優位性を客観的に確認している
  2. 私はすべてのトレードでのリスクを前もって決めている
  3. 私は完璧にリスクを受け入れている
  4. 私は疑念も躊躇もなく自分の優位性に従う
  5. 私はマーケットが可能にしてくれた勝ちトレードから利益を摘み取る
  6. 私はミスを犯すことへの自分への対応を継続的に監視している
  7. 私はこうした一貫した成功の原則の絶対的必要性を理解している。従って決してそれを破らない

 



さて、これを読んで、ひとつひとつに「自分の情景」が浮かんでこれば、

ひとまずこのトピックにおける初心者の域は脱したと思っていいだろう。



これはぼくのトレードメンターが教えてくれた「一貫性の七原則」だ。


 

これら七原則を守るということは

 

マーケットで一生勝ち続ける為に必要だということ。



この勝ち続けるというのが重要で、これが腑に落ちるとワントレードに比重を置きすぎるということをしなくて済むようになる。


 

これが今のあなたの腑に落ちるかどうか、もしくはただの文字として

 

貴方の頭を通過するだけかどうか。

 



ここをあなたの分岐点にしてみては?




腑に落ちるが成績が安定しない方は、常勝トレーダーになれる日は近い。



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50


今日は上位足における環境認識。



これは2018年1月6日のロンドン市場オープン10分ほど前の1時間足と日足だが、


まずざっとその日にエントリーできそうな通貨ペアをシナリオとともに目星をつける。



この環境の場合、ぼくはあるひとつの通貨ペアのみ条件がそろえばエントリーしたいと考えているわけだが、それはどの通貨ペアだろうか?


表示しているインジケーターに関しては複雑なものは何もない。



ボリンジャーバンド

75EMA

200EMA



のみのシンプルなチャートだ。




あなたなりに考えてみてほしい。


この”あなたなり”というのが重要だ。



答えは次回の記事で( ̄ー ̄)

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一般的に日本人は投資が下手だと考えられている。

そしてそれはあながち間違いではなく、今日の日本人の大半は投資が下手である。


実際に下手でありながら自分でも

「わたしは投資のことなどわからないし、下手だ」

と思い込んでいるわけだから、これは自分で自分を刃物で切りつけているようなものだ。



しかしながら、実はわたしたちの根底では、
とんでもなく優秀な「投資の血」が流れているとしたら、どうだろうか?


少しは前向きになれるのではないだろうか?


今日はそんな話をしていこう。




界最古の先物市場

時は1730年、江戸時代の日本には「堂島米会所」という
世界でもっとも古い米の商品取引所が存在した。

アメリカでもっとも長い歴史をもつシカゴ証券取引所(CHX)が
1882年に開設されたことを考えると、じつに150年も先駆けていたことになる。


さらに、井原西鶴は「日本永代蔵」のなかで、
当時大阪に出回っていた米の現物は200万石であるのに対し、
たった2時間で120万石の取引があったと記している。


これはいったいどういうことだろうか?


そう、現実にはない米が売買されていたということである。

これはまさに現代でいうところの先物取引(Futures Trading)だ。


現代でいうところのトレーダーが
「一手に千両の花が咲く」といわれるほど儲けに儲け、活況を呈していた。


この史実が示すとおり、日本人は世界で初めての投資のシステムを
開発、構築し、うまく運用していたのだ。



今では世界中で使われているローソク足チャートも

ローソク足チャート

日本人が開発し、この時から使われていたのだ。



昔から大の投資好きでしかもかなり上手だったのである。

これを読んだときの戦慄はいまでも覚えている。




ロパガンダという洗脳

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(出典:奈良県立図書情報館





その後、日本が戦争の時代へ突入していく際に
当時の政府によるプロパガンダが展開されていくことになる。




まさに「投資から貯蓄へ」である。




今日の金融庁が「貯蓄から投資へ」と謳っているのとは
比較にならないほどのインパクトである。



戦争に負けることはそれ即ち生死に関わる問題である。

ここから日本国民はまさしく命がけで貯蓄にかじを切ることになった。



政府が国民に貯蓄をさせたのはもちろん戦争をするためであり、
国民のお金がことごとく戦費へ費やされることになる。




戦という追い討ち

文字通り国民の全財産を投じたにもかかわらず、日本は戦争に負けた。

無一文の日本はハイパーインフレを経験し、完全な破綻状態となってしまった。



ここで、早く国を建て直したい政府はまたしても同じ手法を使うことになる。

そう、国民に貯金をさせたのである。




「投資から貯蓄へ」と総動員でかじを切ってから実に80年もの歳月が流れ、

「お金は銀行に預けるもの」という思考に身も心も染まってしまったのである。




れにとって都合がいいのかを考えよ

せっせと貯蓄に励んでくれるのは現在でも国にとっては都合がいいことである。


あなたが金融機関に預けたお金はジャブジャブと国債に流れ、
愚かとしかいいようがない政策にも平気でお金が使えるわけだ。



金融庁の「貯蓄から投資へ」という呼びかけに本腰が入らないのも、


「バカで無知な国民に無思考に貯金をさせ、それを役人が好きに使う」


という図式を崩したくないという本音があるからだ。



ここで、国や政府を批判していても仕方がない。

税金が重い、生活費が足りない、インフレが苦しいと嘆いているばかりでもだめだ。

誰もあなたを助けてはくれない。



ぼくは、マーケットがあって本当によかったと思う。

マーケットは理不尽ばかりの世の中で数少ない、自分でなんとかできるところなのだ。

他人任せではなく、自分で裁量をふるえるところである。



あなたは、日本人は、決して投資が下手なのではない。

思い込みというある意味最強の敵が己のなかに潜んでいるだけなのだ。

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