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30歳になることは大きな節目だ。

多くの20代後半の人にとって、いろいろなことを確立する一種の
私的な期限として役立つ。

そんなに無茶なプレッシャーをかかえる必要はない。

しかし、30歳になるまえに財政面で順調な人生を送ることには価値がある。

なぜなら、あなたのキャリアの確立には10年ほどかかることがあり、
その努力のあと、やっと一番稼げる時期がくるからだ。

なので少なくとも、30歳になるまえに下記の5つの財政的な目標を
達成することを目指そう。

そうすれば、30代へ突入するときに富を適切に管理し、成長させることができる。



1. 満タンの緊急口座をもつ

20代のうちは、苦しい状況になれば家族や親しい友人に頼ることも
そんなに抵抗はなかっただろう。

しかし、30代で両親に資金援助をお願いすることはしたくないはずだ。

もしこれまでだれかの援助に頼ってきたなら、あなた自身を頼ることを学ぶときだ。

これはだれかの救助に頼るのではなく、ギリギリの生活から抜け出すことから
始めることができる。

もっとも簡単な方法は、緊急用の口座を作り満タンにすることだ。

状況にもよるがここでの満タンの定義は、3〜6ヶ月の収入、6〜12ヶ月の収入ほどだ。

現在の収入や財務上の責任が不確実なほど、緊急口座の中身は重要だ。

いまの収入に何か起きても、請求書や生活費をカバーすることができる。



2. 適切な保険に加入する

似たような話として、資産を守ることが必要だ。

車や家を所有している場合、それはあなたの健康と財産を含む。

おそらく自動車保険と健康保険は、20代で加入しているだろう。

生命保険は避けたかったかもしれないし、ほとんどの20〜30代に重要なのは
障害保険だ。

これらの保険に加入することは通常、だれの財政上のTo Doリストに
おいても一番下にきがちだ。

あなたの30歳の誕生日をぜひ、価値ある貴重なものを守ることを
真剣に考える期限にしよう。

まずもって一番価値のあることは、収入を得る能力だ。

これを障害保険は守ってくれる。

病気や怪我で働けなくなるような障害が残った場合、障害保険が生活費や請求書を
払うお金を提供してくれる。

生命保険はあなたが死亡したときにのみ発動されるので、必ずしもあなたを守る
とは限らない。

しかしあなたの現在の収入に依存している人にとっては、財政難に陥る可能性がある。

生命保険は、そういった個人(通常あなたの子供のような扶養家族または負債を共有する
配偶者)を守り、財政的援助を提供する。

つまり、生命保険を必要とする唯一の人々は、だれかの収入に依存した人生を送っている
人たちだ。

保険を選択するときは注意深くなろう。

保険販売員は手数料を得るために、あなたが実際に必要なカバー以上の保険を売るよう
インセンティブを与えられている。

適切な保険金額を設定するには、この金融マイルストーンの次の項目を必ず確認してほしい。



3. ファイナンシャルプランナー(FP)と話す

FPは裕福な人や高齢者のためだけのものではないが、昔ながらのアドバイザーは退職者に
集中しがちだ。

ありがたいことに、ファイナンシャルアドバイスは変化しており、20代や30代の人々に
サービスを提供する専門家はますます増えている。

こういったタイプのファイナンシャルプランナー、すなわち、キャリアの初期にいて、
来たる30代を通して富を築く時間がたっぷりある人間のニーズを理解している人のコンサル
を受けよう。

今すぐに財務計画を立てることは、今後10年で財務的なチャンスを最大限に活用して
純資産を増やす方法を理解するのに役立つ。

優れたアドバイザーは、あなたに必要な保険金額を知る助けになることはもちろん、
次のような方法を提案してくれる。

・借金を返済する
・大きな貯蓄目標への到達(結婚式や住宅購入)
・起業
・退職金積立
・経済的自由へのプラン

似たようなライフステージいる人々にサービスを提供して
経験を積んだアドバイザーを探そう。

あなたが直面している課題を理解し、あなたに合ったアドバイスを提供できること
を確実にしたい。



4. 払いすぎをやめ、クレジットカードの借金を返済する

あなたはあまりにも長いあいだ、無知を嘆くことしかできなかっただろう。

しかし、ファイナンスを無視し続けるのはもうやめにしよう。

これからの時代は、ファイナンスが人生の質を決定的に左右する。

支出を追跡し、しっかりと支配するために予算を使おう。

30代で財政的なストレスを抱え、永久に給料ギリギリの生活をしたくなければ、
分相応の生活をするときだ。

ぼくはあまりオススメしないが、もし必要であれば、現金のみを使用するように切り替え、
実際に返済できるよりも多くの請求金額にならないようクレジットカードの誘惑を排除しよう。

それから、現在のクレジットカード債務残高を払い切る予定を立てよう。

クレジットの負債は払い続けるには高すぎるし、あなたの次の10年間にますます重要になる
であろう高い目標を達成できなくなるかもしれない。



5. ただ単に貯蓄せず、投資する

もしあなたがまだなんら投資というものを始めていないなら、
30歳になるまえに始める必要がある。

これは、もっとも重要な金融マイルストーンのひとつだ。

もしすぐにでも投資を開始しなければ、あなたの人生から
大きなアドバンテージを失わせるリスクとなる。

それは「時間」だ。

投資は、複利のリターンを得られるという点で強力だ。

これはお金を投じ、その投資のリターンを稼ぎ、再投資することで
それ自身がリターンを稼ぎ始める。

つまり、お金がお金を稼ぐという状態を作り出す。

しかし投資の利益を享受するためには、長いあいだ投資を続けなければならない。

これはあなたが始めるのが早ければ早いほど、はるかに簡単になる。

401kやIRA、積立NISAやiDeCoなどなど、これらはあなたが選べるオプションの一部だ。

金融マイルストーンへの投資について知っておくべきもっとも重要なことは、
完璧主義に陥るのではなく、とにかく始めることが大切ということだ。

あなたはいつでも投資を調整することができるし、
一度でも市場でお金を得るという経験をすれば、本物の戦略を得ることもできる。

30歳になることは、すべてを順調にする必要性を感じて
ストレスフルになるということではない。


しかし、この5つの金融マイルストーンを達成することを目指せば、
財政的なストレスはずっと低く、達成したいほかの目標に集中することができるようになる。