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ウォール街でのキャリアに興味がある人にとっては、
トレーダー、アナリスト、投資銀行家など、関心を引く多くの役割がある。

多くの人が投資銀行家になりたがるが、実際のところ彼らは何をしているのだろうか?



資銀行がしていること

本質的には、投資銀行家は企業の財務アドバイザーだ。

ウォール街は2007年の金融危機で世界中の怒りを買い、
危機のなかでの役割は金融セクターの監視と規制の強化になった。

2008年9月に投資銀行リーマン・ブラザーズが破産申請した
いわゆるリーマン・ショックが頭をよぎるこの危機は、ウォール街の弱点を露呈した。

しかし、たとえウォール街をマスターオブユニバースと呼ぶことの輝きが
若干失われたとしても、ウォール街でのキャリアはトップの大学卒業生にとって依然魅力的だ。



資銀行家の役割

投資銀行家は、個人投資家と直接取り引きするというよりも、
資本市場における企業や政府へのアドバイザリー能力を有するものとして活動している。

顧客が資本市場で資金調達を行うこと、さまざまな財務アドバイザリーサービスの提供、
合併や買収といった活動の支援を行う。

よって、資本市場がうまくいっているときには、彼らは多くの収入を得られるのだ。



金の調達

大企業が工場を建設したいと考えて、債券融資を検討している場合、
投資銀行家に依頼をする方法がある。

同様に、政府が空港、高速道路、大規模な地方自治体プロジェクトの建設などに融資したい場合、
投資銀行家と協力して資本調達のために債券を発行することもある。

そのような場合、投資銀行家は債券発行を計画し、債券の需要が十分あるように債券価格を決め、
債券の発行に必要な米国証券取引委員会(SEC)の書類を管理するために発行者と協力し、
債券の売却を手助けする。

彼らはエクイティファイナンスの手配をする際にも役割を果たす。

企業が成長のためにもっと資金が必要になり、新規株式公開(IPO)での資金調達を決めたとする。

投資銀行家はここで、発行条件とリスクを説明する目論見書や、SECとの発行プロセス管理、公募価格の決定などで活躍する。

株は適正に値付けされなければならない。

価格が高すぎると、一般投資家は購入への興味がわかないかもしれない。

価格が低すぎると、顧客のために作れたはずのお金がテーブルに残っている、
という状態になってしまうかもしれない。



受手数料

顧客にとっての資本市場での資金調達の過程で、通常投資銀行家は、引受業務を行う。

これは、発行体から証券を購入し、それを公的機関または機関投資家に販売することによって、
プロセスに内在するリスクを管理することを意味する。

投資銀行家はある価格で証券を購入した後、売却価格のマークアップを追加することで、
リスクを補う利益を生み出す。

このスプレッドは引受スプレッドだ。

通常、筆頭の投資銀行は、シンジケートと呼ばれる投資銀行のグループと協力して、
発行の引受のリスクを分散させている。

引受人が取引をマーケティングする際の中立的な役割を果たすだけで、
有価証券を売却するための最善の努力はするものの、
引受リスクは取らないこともある。

この場合、投資銀行家は有価証券を売却し、実際の証券の売却量に応じて手数料ベースで報酬を得る。



公募発行

公募のコストを払う代わりに、投資銀行家が非公募発行で資本調達を支援することもある。

たとえば、保険会社や退職基金などの機関投資家に債券を提供することができる。

SECに登録する必要がないので、資金調達の早道だ。

政府は個人投資家よりも機関投資家のほうが洗練されていると考えているため、
非公募発行の規制は少なくなっている。



併と買収

投資銀行家が活躍するほかの分野は、企業が企業をを買おうとしているときだ。

オファーの価格設定を含めて、買収についてどのように
取り組むべきかのアドバイスを提供している。

これには、対象となる会社を評価し、その価値を表す価格を提示することなどが含まれる。

取引の反対側では、自社を売却する企業も、買値やオファーを評価するために投資銀行家を必要とする。

場合によっては、合併や買収は長期間の戦いがともなうこともある。



害の対立

投資銀行家が資本市場の潤滑油だとしても、批判も集めている。

ひとつに、ウォール街の株式調査の正当性が疑問視されている。

なぜなら投資銀行家は、業務を生み出すために証券を格付けするよう
アナリストに圧力をかけるといわれているからだ。

SECは、投資銀行業務と証券リサーチ活動とのあいだの
そのような利益相反に対処するための法律を制定している。

顧客のビジネスや見通しに関連する機密情報にアクセスできる投資銀行は、
トレーダーに情報を渡せるときに、別の利益相反が生じる可能性がある。

トレーダーは、同じ情報を持たない投資家と対峙するときに、
不公平なアドバンテージとしてこのインサイダー情報を利用できてしまう。



資本主義経済において、投資銀行家は、
顧客が様々な活動に資金を提供し、ビジネスを成長させる資本を提供するのを
助ける役割を果たす。

彼らは資金調達を助け、さまざまな用途に分配する金融アドバイザリー仲介業者だ。

この活動は資本主義のホイールをなめらかにするのに役立つが、
投資銀行家の役割は監視下に置かれている。

なぜなら、彼らが提供するサービスに対して、
過度の報酬が支払われているという批判があるからだ。