昨日発表された米雇用統計は、雇用の伸びは鈍化しているものの、賃金インフレや失業率の低下など高安まちまちの結果となった。
EUR/USDは、雇用統計を受けて急騰したが、その後は下落し、発表時のレートを下抜けて落ち着いた。
米国で発表されたその他のマクロ経済報告も芳しくなく、貿易収支赤字の拡大とサービス部門の成長の鈍化を示した。
・7月の非農業部門雇用者数は159万人増加。
191万人の中央予想値を下回った。
・失業率は、期待通りに4.0%から3.9%へと低下。
・平均時給は0.3%増加し、市場予想も一致した。
6月の上昇率は0.2%から0.1%にマイナスの修正を受けた。
【チャートのA】
貿易収支赤字は、6月の463億ドルで、5月の432億ドルから増加。
(アナリスト予想465億ドル)【チャートのA】
Markit Service PMIは、6月の56.5から7月には56.0に落ちた。
(専門家は速報値と同じ56.2を予想)【チャートのB】
7月のISM非製造業PMIは55.7%で、6月の59.1%から減少。
(アナリスト予想58.6%)【チャートのC】